電通、社員230人を個人事業主に 新規事業創出ねらう
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新規事業創出を狙うというのはまぁ建前ですよね。
新規を作れる人はそもそも大手会社に依存してないでしょうし。
電通グループの2020年1~9月期の連結決算は純利益が前年同期比2.2倍の102億円。
広告市場の悪化をコスト削減で乗り切ってますが、今後の事を考えていつでもリストラできるようにと言う思いがあるのかな、と。
注目のコメント
雇用がガチガチに守られて人材の新陳代謝が悪い日本では、今後を占う試金石的な取り組み。
人材が正しく新陳代謝することが企業の健康維持には必須。
とは言え、往々にしてこういった取り組みではハイパフォーマーが優先的に手を上げることが多そう&ムーンショットを打つためにはコミットメント強いハイパフォーマー人材が必須なのでどこまで機能するかは興味深い。他の方もコメントしていますが、これによって新規事業が出てくる気はしないですが、何となく会社にぶら下がるのではなく、自分の価値は何か、何に対して対価をもらっているのかを改めて考える機会になり、また外部で副業するとすればどんなものがあり得るのかを考えるようになるきっかけになるという意味では良い仕組みと思います。東京大学の柳川先生がかねてより主張している「40歳定年制」に近いもので、定年付近まで引っ張った挙げ句リストラ、というよりよっぽど従業員想いの仕組みと感じます
リストラだと書くのは簡単だけど、終身雇用が崩壊しているのは明らかなわけで、中堅社員が再スタートの機会を自主的に選べるのであれば十分に意味はあるかなー。コスト構造や組織構造だけを変えたいなら別の手段もあるわけで。
65で放り出されてから自分で生きなきゃいけない現実に直面するのと(もしくは業績が真っ赤になってから会社都合で切られるのと)、40-50代から10年は固定の仕事と早期退職金あってのスタートとを選べるのなら、まあ馬鹿にしたもんじゃないかなというか十分に優しいよね。