電通、社員230人を個人事業主に 新規事業創出ねらう
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終身雇用の時代ではなくなった今、このような取り組みをする会社が今後も増えていくのかなと思います。
以下、社員側と会社側でのメリット・デメリット考えてみました。
■社員側のメリット
雇用に縛られることがなくなり、ある程度自由になる。
新しいチャレンジができる。
■社員側のデメリット
契約期間10年で仕事がなくなる可能性がある(最悪の場合10年以内で契約解除になるのでは!?)。
報酬金額によっては、社員時より金銭的にマイナスになる。
■会社側のメリット
無期雇用社員を減らすことで、人件費や管理費、社会保険料の削減ができる。
■会社側のデメリット
特になし。
独立心があり、会社という後ろ盾がなくても、成果の出せる社員の方には、良い制度ではないでしょうか。
注目のコメント
雇用がガチガチに守られて人材の新陳代謝が悪い日本では、今後を占う試金石的な取り組み。
人材が正しく新陳代謝することが企業の健康維持には必須。
とは言え、往々にしてこういった取り組みではハイパフォーマーが優先的に手を上げることが多そう&ムーンショットを打つためにはコミットメント強いハイパフォーマー人材が必須なのでどこまで機能するかは興味深い。他の方もコメントしていますが、これによって新規事業が出てくる気はしないですが、何となく会社にぶら下がるのではなく、自分の価値は何か、何に対して対価をもらっているのかを改めて考える機会になり、また外部で副業するとすればどんなものがあり得るのかを考えるようになるきっかけになるという意味では良い仕組みと思います。東京大学の柳川先生がかねてより主張している「40歳定年制」に近いもので、定年付近まで引っ張った挙げ句リストラ、というよりよっぽど従業員想いの仕組みと感じます
リストラだと書くのは簡単だけど、終身雇用が崩壊しているのは明らかなわけで、中堅社員が再スタートの機会を自主的に選べるのであれば十分に意味はあるかなー。コスト構造や組織構造だけを変えたいなら別の手段もあるわけで。
65で放り出されてから自分で生きなきゃいけない現実に直面するのと(もしくは業績が真っ赤になってから会社都合で切られるのと)、40-50代から10年は固定の仕事と早期退職金あってのスタートとを選べるのなら、まあ馬鹿にしたもんじゃないかなというか十分に優しいよね。