米FAA、737MAX審査の最終段階 18日に運航停止解除も
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大統領選挙などで争点とならないよう配慮され、承認はこの時期となりました。すでにEUやカナダの当局も足並みを揃えて解除に向けて動いていますので、来週には停止措置そのものは解除され、合わせてパイロットに対して必要な追加訓練の内容が示されて、各航空会社でそれを実施してから順次路線に投入という流れになるものとみられます。
すでにFAAは審査フライトを長官自らが操縦するといったパフォーマンスを見せているところではありますが、今後も各航空会社で737MAXの安全をアピールする飛行が行われて不安感の払拭に努めることになるでしょう。
あとは中国がどう出るかがポイントです。アメリカで行われている試験飛行に中国当局の人間が同席したという情報はありませんので、中国で独自に試験飛行をやるつもりなのかもしれません。航空機の耐空性審査は、製造国できちんとみているならそれをもってうちの国でもよしとするよ、ということも多いのですが、この件については中国ははじめに問題点を指摘した国のひとつですので、FAAの審査をそのまま流用することはないのではないかと考えられます。