「中国に対抗できるのはトランプだけ」の勘違い――バイデンの戦略とは
Newsweek日本版
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「中国に対抗できるのはトランプだけ」の勘違い。。。このタイトルがとても正しいと思います。トランプ外交ってポーズだけで、中国封じ込めには何も寄与しませんでした。相手が独裁者である場合、対抗したり、握手したり、さも仕事をしている絵を作ることはできます。しかし、実際に孤立していったのはアメリカです。なぜ、コロナ禍で中国の世界への輸出が伸びているのでしょうか。他方、アメリカの中国からの輸入は減りましたが、その輸入先が他にシフトしただけのこと。アメリカの構造的な貿易赤字は何ら解消されていません。
仕事をせずにゴルフばかりして、問題解決をせず人をののしるツイッターに勤しむ。そんな人間をして、「実行力の大統領」と崇めている国民がいるわけですから、勘違いもいいところです。そもそも中国を包囲する必要などないのです。中国をもっとアメリカ依存にさせながら、要求を呑んでもらう。これがしたたかな外交です。余計な憎悪をたきつけ、世界的な合意からも背を向ける。これでは誰も、傍から協力してくれません。日本では、拉致問題で親身になってくれたと喜ぶ方もいますが、実際には何の進展もありませんでした。外交の基本は友好と融和です。その中で、自国にも説明をつけられる果実をつかむ。それが知恵です。仕事は、きちんと実態を見ましょう。