家電、ゲーム、金融まもなくGAFAに呑み込まれてしまう8つの業界
コメント
注目のコメント
挙げている8つの業界は同意です。他にもあると思います。
あえて仕分けをすると:
①呑み込み済み: 小売、SIer
②呑み込む準備ができている: エネルギー、金融
③ほっておくと呑み込まるが対抗企業も出てきやすい: ゲーム、家電、モビリティ、対面教育
プラットフォーマーとしてGAFAと異なる強みを生み出すことができれば別ですが、現状戦力で日本企業が戦いうるのは③のカテゴリーでしょうか。
それぞれデータや規模も大事ですが、個別のプロダクトやコンテンツも重要性が高く、その優位性をさらに高め、規模やビジネスモデルとしての強みに昇華できれば、まだ諦める必要はないと思います。まぁタイトルは執筆者が決めることはあまりなく、編集部が、これならPV稼げる!という刺激的な煽りタイトルをつけることが多いので、タイトルに反応しない方がいいと思います。GAFAに呑み込まれるというのは言い過ぎで、デジタル化、ネット対応化できないところは衰退するということです。ただゲームに関しては、そう簡単にこのシナリオ通りにはいかないでしょう。
ゲームは創造力、オリジナリティー、ユニークさが決定的に重要で、それは個人の才能によるものだからです。映画やテレビドラマのヒット作を作るのと同じです。データを駆使すればヒット作が作れるなら、ドラマも映画も大ヒット作ばかりになるし、Netflixのオリジナル作品もどれもすごく面白いはずですが、実際にはそうはなりません。ゲームも全く同じです。金を出して有能な人材を集めればいいと素人は考えるかもしれませんが、そんなに簡単なことではありません。ヒットを生み出すには、個人だけでなく、その個人をどう活かすかという組織のノウハウも必要だからです。これはテレビ番組やゲームを「当てた」経験がないと、なかなかわからないかもしれません。どうすればドラマや映画や番組やゲームを当てられるか、それは言葉にすること自体がとても難しいのです。知らない門外漢ほど、理論や理屈でできると思いがちですが、人が面白いと感じたり感動したりするのは、理屈で生み出せるものではありません。こういった話は、定期的に出てきますね。
LinkedInが日本にサービスをローンチする時にも、人材業界に黒船現る!と、大々的に報じられましたが、その後人材ビジネスは特に大きな影響を受けずに、むしろ伸びました。
Googleが人材採用をサービスとして扱い始めた時も、結局、対して大きな影響は受けませんでした。
結局、今後なくなってしまう、、、的な記事は、どうなるか分からない、それっぽい話でしかないので、こういった記事を読んで、あぁ、この業界はもう衰退していくんだなぁ、と考えないでほしいです。