バイオジェン株急落も、アルツハイマー薬巡るFDA諮問委の判断受け
Bloomberg.com
27Picks
コメント
注目のコメント
アデュカヌマブは、アルツハイマー病の発症に関与するとされるアミロイドβに働きかける抗体製剤です。
申請の背景となったEMERGE試験で示された結果は、最高用量のアデュカヌマブを投与していたケースで、投与開始78週後に、「認知機能の低下を2割ほど遅らせた」という有効性に限られました。これは、「治癒」などとは程遠い結果です。また、それ以外の用量では有意な差が見られませんでした。
加えて、これまで数多くの類似薬で失敗に終わってきた背景もあり、この1つの試験結果だけに飛びついていいのかという懐疑的な見方もできます。
副作用に関しては、アデュカヌマブを投与して、一定の確率で出血や脳浮腫を起こす可能性が指摘されています。
想定される高額な薬価も考えると、示された効果が十分高いものとは言えず、副作用の懸念も含め、すんなり承認という流れになれば、疑問符のつくところではないかと思います。
期待の声は理解できるものの、追試が妥当ではないかとも考えます。
なお、自分の記事で恐縮ですが、アデュカヌマブ申請までの経緯については、過去にNPのオリジナル記事にまとめていますので、未読の方は合わせてご覧ください。
https://newspicks.com/news/4539937/エーザイ株を保有されていた方のほとんどが先週売却されましたのでホッとしています。本日の下げ局面で仕込んでいくか、様子を見るか、アドバイスが難しいので、FDAの見解をしっかり顧客に伝えるよう現場に指示しました。
麦わら帽子は冬に買え!という格言もありますが・・・