女子高生が竹下通りから新大久保に流れるワケ
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コロナ不況は深刻です。
原宿だけでなく、渋谷を歩くとかなり退店している路面店が多く、
一部ゴーストタウンのように感じます。
特に原宿竹下通りはここ数年インバウンドシフトになっていたのも事実。
来日客が減れば、その分集客率が落ちるのは自明です。
そもそもオーバーストアだった、そこにコロナ禍がきて
リアル店舗の意味が大きく変わったこともあります。
しかし、この折にオープンしたミヤシタパークなどは
週末混んでいるという事実。
また、ロフト前にできたアダストリアが誘致した韓国のセレクトショップ
ALAND(https://www.dot-st.com/aland/) は行列ができるほどの人気ぶりです。
韓国ファッションはジェンダーレスで、ストリート系が多く、
今の10代、20代の心を摘んでいると言えます。
そしてALANDに入っている韓国ブランドの多くは
デザイナーが20代が中心で圧倒的に若い。
そういう意味では今は新陳代謝の時期とも言えるのです。
90年代、バブル以降裏原宿に20代の若者たちが店を出したみたいに、
退店した場所に安い賃料でD2Cで力をつけた若いブランドが進出するようになれば、日本のファッション業界もかなり世代交代するんじゃないかな。
そういう意味では、今こそ若い人たちにはチャンス!
ポジティブに捉えていきたいものです。今まで原宿の竹下通りは日本の「可愛い」カルチャーを一番実感できる場所でした。しかし、この数年間で竹下通りに大手チェーン店が次々と立ち並び、竹下通りの色が薄まってきたのではないかと思います。日本に詳しい外国人観光客も10年前の竹下通りが好きだったなとよく言います。
それに比べ、新大久保は以前よりもっと韓国ぽさを出しており、コロナ禍で韓国に行けない韓国好きの人々からしても「旅行でソウルに来たみたい」と思わせます。韓国コンテンツ・カルチャーも一時的なブームを超え、ある程度定着してきたと思いますし、新大久保は韓国のトレンドをいち早く取り入れる町になっているのでしばらくはその人気が続くのではないかと思います。コロナがなかったとしても、大手ファッションチェーンや飲食チェーンの出店による街の均質化や、少子高齢化による若者の消費パワーの減退、eコマースやSNS、ゲームなど家中消費の拡大などにより、いわゆる若者が集う街や商業エリアがパワーダウンしています。
一方、下北沢は古着店や個性派飲食店なども軒を連ね、今、東京で一番元気なのではないかと思われるぐらい街が賑わっています。大人と若者、男女が混在して気軽に楽しんでいる姿が印象的です。
地元住民も多いですし、電車移動者を含めて、実は広域からも人が集う街で。生活感の延長線上で散歩をしたり買い物や飲食ができる、ネイバーフッド風(近隣型商圏)の街がこれから注目を集めそうですね。