マツダ悩ます電動化 新型車、投入延期相次ぐ
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本日午後にマツダの半期決算説明会が予定されています。これから出すのにハイブリッドでは燃費規制に間に合いません。かと言ってピュア電気自動車が屋台骨を背負う構図は今すぐには描けない。
EVシフトが急速に進む欧州から撤退したり、トヨタとの協業を深化させたり、アラバマ工場の生産割合を見直したりなどの施策が必要になるかも知れません。
ただ、エンジン車に強いこだわりを持つマツダとトヨタとの間で考え方の差が広がっているとの情報もあります。協業についても協議な難航が予想されます。ロータリーのレンジエクステンダーは製造と品質保証が難しいのでは無いかと推測してます。
マツダのロータリーは過去10Aから最終13Bまで、ロータリーの偏心量(レシプロのストロークに相当)及びハウジング内側のトロコイド曲線は不変で、幅だけ拡大(ボア相当)して排気量を変えてました。
(例外は少量だけ販売したFFルーチェ用13Aのみ)
今回はサイズを思い切り小さくする為、この辺り全て1から設計になります。ロータリーの要の1つである燃焼室シーリングなど、今まで通りのやり方では解決しない可能性が高い。
なので20年リリースは元々野心的でしたし、仮にコレが出たとしてもそうそう多くは販売できない。
元々近々のCO2排出量ペナルティは想定済みだったかと思います。
何はともあれガンバッテ頂きたい。世界的な電動化の流れは止まりません。
ただし、Gas車での走る喜び需要は一定数残るでしょう。
マツダはこの小さなパイを取ることになるのでしょうが
100万台が損益分岐では厳しい。
個社で生き残るのは難しい状況になりますので、資本関係のあるトヨタが救う(買う)のではないでしょうか。
トヨタ目線で考察すると、マツダのギリギリを見極めているのだと思います。ギリギリ生きる体力があり、かつバリュエーションが低くなる、つまりディール上最もコスパの良い状態を待っているのだと思います。