タイタンのクレーターから有機物と水の氷の混合物を発見
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シアトルの大学時代、「地球外生命体を求めて」という天文学のクラスを取りました。Xファイルみたいなクラスかと思ったら、すごく真面目に地球外生命体を探す取り組みや生命誕生に必要な要素などについて学び、必読書はカール・セーガン、クラスでジョディー・フォスター主演の映画「コンタクト」を見に行くようなクラスでした。そのときに出会った「サイエンスは暗闇を照らす光である」というような考え方は、社会科学とはいえ一応サイエンスに身を置く者として、いつも考えていることです。専門外のコメントですが、有機物と水と氷、というのでそのクラスのことを思い出したので。今でも心に残っているクラスです。
A&A論文のプレスリリースとは珍しい。
【論文】https://www.aanda.org/articles/aa/abs/2020/09/aa37866-20/aa37866-20.html
>引用
『研究グルーブはこのように循環するメタンなどの液体による浸食作用がクレーターの化学組成の地域差をつくりだすのではないかと考えています。つまり、中緯度地方では、クレーターが形成されたときにつくられた、有機物と水の氷の混合物が、液体のメタンなどによって、洗われますが、赤道地方では、このような浸食作用が働かないために、すぐに砂によって覆われてしまうというわけです。』赤外分光でCH3-結合などと思われるスペクトルが見えるので、有機物と思われるといっているだけで、なんの物質かまではわかっていないようですね。
論文では断定していないけれど、紹介記事では断定していて、なかなか悩ましい。