韓国大統領、バイデン氏に祝意＝米大統領選

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• 武貞 秀士

  拓殖大学大学院 客員教授

  ・2020年11月09日

  １９８０年代、韓国のリベラル派勢力の総帥、金大中氏が米国亡命中からバイデン氏は金大中氏の立場に同情して面会する機会を持った。金大中政権が誕生したあとバイデン氏が韓国を訪問したとき金大中大統領が最大級の持てなしをしたのは米国での思い出があったから。そのとき以来、韓国の革新政権はバイデン氏とのつながりを保ってきた。それは北朝鮮の体制に対する見方、米韓同盟の意義、中国の朝鮮半島における役割といった重要な事項について、バイデン氏と金大中政権、盧武鉉政権、文在寅政権が共有する見解を持っていたからだった。盧武鉉さんも文在寅さんも金大中さんの弟子のような存在だ。韓国の文在寅政権はこれまでのバイデンさんとの交流の経緯を踏まえてバイデン政権誕生を契機に、人脈を活用して米韓同盟の修復を最優先にした外交を展開することだろう。