【ノーカット】カマラ・ハリス氏が演説(日本語通訳あり)
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女性運動のシンボルである白い衣装。
スピーチでも100年前、女性たちは投票する権利を19条で得た、と話しました。
メッセージと装いがセットです。
女性機会均等法1年目と同じ年のハリスさん。
女性機会均等法の星で、女性が憧れる女性だと思います。
注目のコメント
カマラ・ハリス氏への注目は、ジェンダーという視点もありますが、バイデン氏が78歳白人男性というものとのセットであるような気がしてなりません。やはりこれがヒラリーやその他の「エリート白人女性だったら」というシナリオでは、全く違った期待や結果になっただろうと思います。バイデンに対するカウンターウェイトであることは忘れてはならないです。
もちろん、彼女が次の女性政治家たちの踏み固めるための素地を作ったことは、素晴らしい実績です。ですが、女性の活躍の観点よりも、私は、米国政治にエスニシティが本格的に入り込み始めたことの方が、実は重要な布石なのではないか、という気がしています。オバマに続き、移民の子たちが政治を形作る道を踏み固めていく役割が強いような気がします。
彼女がリーダーシップを発揮してくれることを願いますが、往々にして過去のヴァイスプレジデントは大統領の影に隠れるものです。それが今回はどれくらい表にでてきて活躍するのかが見ものです。おそらくブランディング戦略としても、バイデン陣営は彼女を使うはずですから。
彼女が、単に白人男性老齢政治家のイメージに多様性スパイスを加味するだけのために消費されないことを、祈るばかりです。彼女が本当の強さを発揮するのは、バイデンとの釣り合いの中で、彼女が自分の意志とユニークさをどれだけ発揮して、歴史に残るような変化を作り出していくか、という試練の中にあるでしょう。選挙権はないものの、私も世界の多くの人と同様、バイデン氏を応援していたわけだが、その理由は、彼女を副大統領候補に選んだからだった。バイデン氏の年齢を考えると、ハリス氏が、大統領になることだって十分に考えられる。
黒人の女性大統領、実は、ミッシェル・オバマに期待していたのだけれど、それは100%ないということでがっかりしていたところに、彼女の起用だった。
何でもかんでもアメリカに追従し、アメリカの真似をしてきた日本だが、そのアメリカは実は日本以上にマッチョで男尊女卑の国だという側面もある。女性の管理職率こそ、日本は、ヨーロッパ、アメリカ、日本と、アメリカより少ないが、上級管理職となると、日本とアメリカのグループと、ヨーロッパのグループに分かれる。つまり、アメリカも役員クラスは非常に少ない。ガラスの天井とはアメリカで生まれた言葉だ。
ヨーロッパは、サッチャーから始まって(エリザベス1世から?!)、メルケルに至るまで、世界を動かす女性首相を輩出してきたが、では、アメリカは? 日本は?
ハリス氏が大統領になれば、日本にもようやく女性首相が生まれるかもしれない。
ただし、ハリス氏のような、自然体で、男勝りでもなく、男に媚びるでもなく、知性を引けらかせるでもなく、勘違いで女を売るでもなく、堂々と自信に溢れ、かつ大きく温かい、女性にも男性にも好かれるような女性政治家は、今のところ見当たらない。
でも、アメリカ追従日本なら、一気に女性活躍が広がるんじゃないか!? それを期待している。服装のセンスが、キャンペーンを通してスマートでした。
登壇のときはダークスーツにパールネックレス、
ストリートではスニーカー
サングラス、無造作ヘアメイクも駆使して現代的なクールを体現。Z世代の共感も得ていました。
白いスーツは100年前の女性参政権運動で女性たちが白い服を着ていたことに由来する、女性参政権の象徴。ダークスーツが多いのに、ここぞの勝利の場面で着たことで、いっそうインパクトが強く、永遠に記録に残ります。インナーにゴールド系ブラウスを合わせるセンスもいい。ブラウス全体が光り、アクセサリーとして機能している。
これに加え、笑顔での押し付けのないソフトな語り方。冒頭で聴衆とコミュニケーションをとりながら、しかもキメ台詞はきっちりキメる。
カマラ副大統領に続き、お手本になるリーダー像がどんどん出てくることを期待します。(日本からも)