バイデン氏が勝利宣言 国民向け演説で「結束目指す」
コメント
選択しているユーザー
実にアメリカっぽい力強いメッセージ。この力強さがアメリカとアメリカ大統領に求められてる印象。演説でのメッセージなど、日本の政治家にも参考にしてもらいたい。
バイデン大統領には世界の盟主として、いい未来に導いてもらいたい。
しかし、36年生きてきて、ここまで大統領選挙に関心を持ったのは初めてでした。
注目のコメント
これから、ですね。
バイデン/民主党は、共和多数の上院、保守派寄り最高裁、共和主導の州議会、そして何よりトランプを支持したpopular voteの約48%に向き合っていかないといけない。もしかしたら、今度はトランプショーに続き、McConnellショーが始まるかもと言っている人もいます。
今回、接戦になった大統領選挙を通じて思ったのは、アメリカは民主主義国家を謳ってきたけれども、そんなアメリカだって民主主義というのは脆く、hate speechを堂々とする人に扇動され、ファシズムに侵されることがあるということ。トランプが当選される可能性が十分にあった、十分に現実になり得たということを見て、そう思います。
そして、2016年、2020年の2回の選挙でトランプが国民の約半分から得票したことを踏まえると、人種差別 & 白人至上主義 & 反多元主義、アメリカ例外主義、科学 (そして、今回の選挙を通じて、単純な数学というか、数えることw) への不信、反エリート主義等々、トランプが象徴する全てのもの、Trumpismというのは、今までもずーっとアメリカに存在していたけれども単純に見てこなかっただけで、この8年間でそれらが顕在化し、可視化したということだと思います。
今回の大統領選では、初の女性副大統領、初の黒人副大統領、初の南アジア系副大統領が誕生しました。そして、連邦レベルでも、州議会レベルでも、Native Americans、黒人、女性、LGBTQ+などの多様なグループから、アメリカ史上最多の議員が当選しました。多様な人々の声を反映する政治が行われていくことに希望を感じます。
Trumpismは決して突然降って湧いたものではなく、確実にアメリカの中に今までも実在していたもので、これがアメリカのアイデンティティの一部となるのかどうかは、これからのBiden/Harrisの舵取り、アメリカ国民の意志によっていくように思います。
それにしても、トランプがいなくなったらコメディアンたちは、新しいネタ探しで大変そう。バイデン氏の演説。
「Decency =良識」や「Science = 科学」という、これまでの勝利宣言ではあまり聞くことがないような言葉が何度も出てきたことが印象的でした。
分断とコロナ禍の中での異例な選挙戦の象徴ですね。unite(団結)とheal(癒し)を齎すことを約束する、力強いスピーチでした。
これだけの混乱、分断、不信、そして異例の長さの選挙結果の待ち期間に疲れ切った、数多くの米国民が求めていたものは、unite(断絶を乗り越えた団結)とheal(対立により国中が負った傷の癒し)ではないかと思います。
前例の無い不信と混乱の最中から、過去に成し遂げられてこなかった明るい未来が生まれました。
・近代最多の投票率が生まれ、
・国の団結を約束し、未来への希望(faith)を語る大統領が選出され、
・史上初の非白人移民二世・女性の副大統領が選出されました。
これは本当に物凄いこと。
また、「党派を越えて協力しよう」と呼びかけるのは「互いに妥協しよう」と呼びかけることと同じであり、異例のことでもあります。
これからアメリカの分断を乗り越え再び団結させていくのは並の仕事では無い一方で、上記の理由から、私は将来に楽観的です。
"Let's give each other a chance, and stop treating the opponents as enemies."
"Spread the faith."