スタートアップの成長を左右する「経営機能の充足度」
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注目のコメント
スタートアップはどうしても社長への依存度が高くなるからこそ、デリゲーションはCEOの「トラックレコード」として見るべきです。初期フェーズのスタートアップは一点突破でも良いが、いずれ成長のボトルネックが発生するからこそ、デリゲーションによる「経営機能の充足度」が非常に重要だと思います。
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参考)
<経営チームの評価における5つのポイント>
「経営機能の充足度」
「経営チーム内の関係性」
「対外的な折衝力」
「組織マネジメント力」
「エグゼキューション(実行)力」
参考)グロースキャピタルとしての見極めポイント
<シニフィアンペンダグラム>
① 経営チーム
② 事業の価値
③ 上場企業候補としての耐性
④ 財務体質
⑤ 投資条件初期のスタートアップであれば、推進力のある創業者が複数の機能を兼ね備えて八面六臂の活躍をしていることも珍しくありません。
ただレイターステージともなれば、経営に必要な機能をいかにチームとして補完し合えているかが重要なチェック項目になります。
必要な機能を担う人材を採用できていること、適切に役割を委任できているかもまた、経営者の資質でしょう。優秀な右腕となるパートナーを巻き込んで機能的な「経営ユニット」を構築できるか否かは、じつは成功率が高いシリアルアントレプレナーとその他の起業家を分ける重要なポイントです(昨年一橋ビジネスレビューに寄稿した論文をぜひご覧あれ → https://ci.nii.ac.jp/naid/40022119124/ )。
そして、それはかなり早いステージ、プレシードやアーリーと呼ばれるフェーズにあるスタートアップでも変わらない。起業家というと孤高なスーパーヒーローみたいなイメージがつきまといがちですが、起業はチームスポーツ。この知見がより多くの人たちにシェアされますように。