中国で急拡大する「職業掛け持ち」の実態とは 「コロナ禍後」の中国における働き方最新事情
コメント
注目のコメント
激務な環境で働き続けてきたけれど、若手層の働き方はもっとフレキシブルに変わってきている…ってこの記事に書いてある内容の殆どが、日本と本当に似ているなと思いました。
大きく異なるのは以下2点:
1. 転職が一般的である
2. 若年層がチャレンジングな環境を選ぶ
1については、70年代生まれ(現在の50代)は平均4年半で転職する、とのこと。
ここは日本と全然違いますね。終身雇用の膠着化した組織からの脱却、これからの時代にはポイントになると思っています。
2については、
>90年代以降の人たちは、一般的にリスクを取り挑戦心の高い世代といわれており、70年代の就職観やキャリア形成とは大きく異なる考えを持っています。若手層が挑戦的な考えを持っていることが、近年の中国におけるニュービジネスやイノベーションの下支えにもつながっています。特に2012年以降中国政府主導で提唱されている「大衆創業(社会全体によるマスイノベーション)」に支えられて、多くの若手人材が起業に挑戦するきっかけにもなりました。
との事ですが、先日日本の2021年卒の大学生向けアンケートでは、企業を選択する場合にどのような企業がよいか、に対し「安定している会社」(38.3%)が前年に続きトップだそうです。
記事内にもあるように、50代も転職による人材の流動があり、若年層も就職時に「自己の成長」「自分らしさの追求」を優先する思考は、中国でイノベーションが次々に生まれ、デジタル領域では、もはや圧倒的に日本を凌駕している大きな一因である気がしました。
中国は権威主義体制だからデジタル化が進んだんだろう、という一側面以外にも、こういった個々人のキャリア観がもたらす力についても考えるべきだと思いました。中国では10年以上前から「職業掛け持ち」が一般化されてきています。
一般の会社勤めの人は不動産オーナー、販売店オーナー、ECサイト運営などを兼ねているケースが多く、近年網紅(インフルエンサー)を目指している人が多くなってきました。
ただ、IT産業に勤めの人は「996」どころか、ファーウェイのようなトップ企業の社員は「9117」(朝の9時から夜の11時まで週7日間勤務)のところもあります。
中国は巨大市場でありながら、鮮烈な競争市場でもある。企業だけではなく、一個人としても生き残るために全力を尽くしているのは、今の中国の実態だと思います。中国の社会保障制度がどーなってんのか気になる。
税金の課題していた、中三長男によれば、年金額は非公開で、救急車呼ぶのも、病院行くのもめちゃくちゃ高くつくらしい。
日本は、会社勤めしておけば、とりあえず、社会保障厚いから、転職とか、Wワークとか、何か面倒臭い。
ワークシェアリングの概念が早くから定着しているドイツでは、社会保障が完全個人に紐づいてるから、Wワーク、トリプルワークの敷居が低いらしい。
キャリア形成と社会保障、セットで改革して貰わんと、なかなか、現実厳しいもんがある、日本では…。