AlibabaがIBMをクラウドインフラストラクチャ市場で追い抜き、売上2000億円超へ
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インターネットが普及し始めたとき、生活様式が一気にアップデートされていくことが明らかだった。インターネットが普及すればするほど、その後登場したモバイルが普及すればするほど、確実に長期的に増大するものがいくつかあった。記事のクラウドインフラ市場もその一つで今後長期的にまだまだ成長していく。
以下のようなものだ。ここを抑えているのが米中であり、今の圧倒的なデジタル産業における影響力を持っている源泉。日本企業がここでも後塵を拝してしまったことをあらためて感じさせる記事。NTTが持株会社を中心に一気にリソースを集約し、クラウドやIoTで世界に勝負を仕掛けるのを行政含めてなりふり構わずやり始めたのも、そのため。ドコモを完全子会社化し、クラウドインフラのコア企業であるNTT COM出身社が持株の社長を務め、NECとの資本業務提携を進める。(※NTTデータもいつかは100%化されていく流れでしょう)
・買い物のインターネット化、すなわちEコマース化
・Eコマース化普及が後押しする決済のデジタル化
・Eコマースを支える物流インフラのテクノロジー化
・デジタルデータの増大
・さらにリッチコンテンツのデジタル化、ゲーム・映画・動画・音楽等
・それを支える ITインフラの拡大、すなわちクラウド化、IoT化
(世界トップ5)
・Amazon(アマゾン)(約1兆1990億円)
・Microsoft(マイクロソフト)Azure(アジュール) (約6100億円)
・Google(グーグル)(約3000億円)
・Alibaba(約2070億円)
・IBM
「近くのパーセントへ丸めた値は、Amazon 33%、Microsoft 18%、Google 9%、Alibaba 5%、IBM 5%、Salesforce 3%、Tencent 2%、Oracle 2%、NTT 1%、SAP 1%である」
余談だが、ここでもSalesforceが登場している。着々。SaaS業界は多数成功事例があるが、一つ頭飛び抜けているのはこういうところも見てもわかる。中国市場におけるクラウドインフラストラクチャは規制されて純粋な競争になっていないため、Alibabaのサービスが伸びているのは必然です。
Alibabaは、中国においてAmazonやGoogleなどの先行プレイヤーとぶつかることなく地力をつけつつ、アジア地域でのシェア拡大を狙っていることが想定されます。この規模感で60%成長って半端ない。成長率でいうとAWSやGoogle Cloudより高い。まだまだ成長余力あるのでこれからが楽しみですね。