「上昇志向」で頑張る人が危なっかしいワケ
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目立つ人を短絡的に重用しない。
社長その他の経営陣の責任ですね。上昇志向や出世欲が強く、目立つ人が重用されるから、そんな人が増えるんです。
共感力などリーダーにふさわしい人格を見極める経営陣がいる会社であれば、つまらない出世競争は減ります。
そもそも、一企業という狭い世界で、出世ばかり気にしている人は、いい仕事をしません。≪単なる「優秀な部下」にとどまるか、「参謀」として認められるかーー。≫
「参謀」と聞いて、昔、公務員試験のために勉強した「行政学」での「ライン」や「スタッフ」という言葉を思い出しました。
「ライン」は、部長・課長・係長といった指揮命令系統に属する職種。
「スタッフ」は、専門的な知識や経験を活かして、ライン職に対して援助・助言を行う主査・主幹・参事などの職名が用いられる職種。
「参謀」はスタッフ的な役割ですよね。
私の勤務先でも、見事なまでにスタッフ職が機能していない部署があります。
(どこの部署かは言えません。)
誤った判断をする課長を諫めることができず、ただただ課長におもねる参事…。
意見する課員もいない。
誤った判断をされた者にとっては悲劇です。
(私のことです。)
≪本来、参謀は、上司に対して率直な指摘をすることによって、上司が「裸の王様」になるのを防ぐ機能を果たさなければならないわけです…≫
