ジョン・マケイン氏の敗北宣言、時を超えて話題に。「どんな違いがあろうと、私たちは皆アメリカ人」(2008年大統領選)
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素晴らしいスピーチだと思います。
ただ、当時は経済状況がマシだったので、アメリカ人も余裕があった、という話です。
2008年9月にリーマンショックが起きました。
同年11月に大統領選挙があったときは、まだ経済への影響は小さかったです。
大統領選挙後、世界的な経済危機に発展します。
オバマが中道左派として政策を進め「核なき世界」演説をする。
そんな8年間の間に、ラストベルト中心に、高卒白人らは雇用危機を経験します。
正義とか民主主義とか法とか、そんなものより明日のメシ。
鬱屈した不満と怒りが漂う中、登場したのがトランプでした。
トランプは高卒白人らの感情を、気持ちよく代弁してくれます。
経済も順調に回復していました。
しかし、2020年にコロナショックを経験します。
低所得者層は再び雇用不安に直面します。
仮に今回トランプが否定されても、トランプ大統領の源泉となった、怒りは解消されません。
2008年と今とでは、状況が違いすぎます。
単に気持ちの問題で片付けられるものでもないはずです。とても良いスピーチですけどね。
注目のコメント
この演説、まさにアリゾナ州フェニックスのホテルに設けられた会場で聞いていました。確かに集まった白人支持者からは少なからずブーイングが起きていましたが、それをなだめるように、マケイン氏が「明日は落胆を乗り越えなければ。我々が引き継いだよりもよい国を子孫に渡せるように」と語りかけていました。年齢的に次の大統領選に出ることはなかっただろうマケイン氏の次世代への「遺言」、と聞いていて感じました。
一番印象に残っているのは、退場時の曲が映画「クリムゾン・タイド」のテーマ曲だったこと。潜水艦アラバマで白人艦長と黒人副長が対立、危機が起きるストーリーですが、結末で2人は「どちらも正しく、どちらも間違っていた」と和解します。初の黒人大統領になったオバマ氏と戦った選挙戦。マケイン氏がどういう思いでこの曲を選んだか本人には聞けませんでしたが、非常に深い意味がこもった選曲、と感じ入った記憶があります。本当に美しいスピーチで、何度読んでも泣けてくる。
政治家としてもさることながら、人間としての人格のまっとうさ、美しさが、まだ保たれていた時代だった。
いつのまにか底が抜けてしまった。どこまで人間はヴァルガーになれるのだろう… アメリカばかりの話ではない。携帯電話の料金を安くするとか政治家がおおっぴらに力を入れることなんだろうか。
表に、前に立つ人は、ヒューマニティの真・善・美を見せてほしい。本当にカッコヨカッタですねぇ、この方は ちょっと泣きそうになったのを覚えています 個々の政策スタンスとは別に、この方の両眼には弱い者への根源的な優しさがあると感じていました 時代が違ったら大統領になってた方だと思いますねぇ
今回の消去法選挙とは大違いで、どちらも良かったですねぇ、この年の選挙は 投票所でオバマさんのサークルを黒塗りする時、新しい時代を創るのに参加してるんだ、っていうupliftingな気持ちが沸き起こったのを今でもはっきりと覚えていますよ
って、ムカシを懐かしむのが年寄りっぽいですかねぇ この頃からもう、いま目の前にあるメリケン社会の亀裂はあったのですから