政権奪還へバイデン氏猛攻 共和党の地盤など2州で逆転
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アメリカは州ごとに、再集計をリクエストできる基準が違う。
ざっくり言うと、ジョージア16、ミシガン16、ウィスコンシンは総投票数に対する1%以内であれば再集計をできる。ペンシルバニア20とノースカロライナ15は0.5%、アリゾナ11は0.1%だ。
この基準に当てはめると、ウィスコンシン10は、再集計。
この時点でバイデンは243。
ただし、まだ集計中のペンシルバニアとアリゾナの合計33票は再集計の範疇にはならないので、集計が終わった時点でゲーム終了。多分、日本の週末中には分かりそう。
注目のコメント
日本の選挙もそうですが、開票当初は人口が少ない地方部から確定していき、最後に都市部の票が残ります。都市部と地方で明らかに支持層が異なる場合、終盤で大逆転が起きます。大統領選でミシガン、ウィスコンシン、ジョージアで起きているのがまさにこの現象で、当初は共和党=赤優勢だったのが終盤で青=民主党に塗り変わる、ということで「レッド・ミラージュ」(赤い蜃気楼)と呼ばれています。今回はこれに、バイデン票が多いと言われる郵便投票の票が加わり、この終盤の逆転劇を加速しています。ペンシルベニア州でも当初はトランプ氏が大差をつけていたのが、2万を切るところまで差が縮まってきました。
1月20日の大統領宣誓式の際、演説が行われるワシントンD.Cの議事堂の群衆側ではなく、反対側の車寄せ前にヘリコプターが降り立ち、前大統領夫妻が乗ってワシントンD.C.を去る… 慣例であり、ひとつのセレモニーです。2008年オバマ大統領就任の際、物凄い聴衆の中でブッシュ前大統領の乗ったヘリを見上げていました。その際の大ブーイングのシーンは今も忘れません。
今回法廷闘争が長引き、トランプ氏が負けを受け入れない事態が生じるとすれば、最悪ホワイトハウスに”居座る”事態も想定されるという専門家もいます。そうなれば軍の出動も…と。そう考えたくありませんが、既定路線だったエスパー国防長官辞任の次は、FBI長官などトランプ氏側から更迭するのではとの指摘もあります。
いずれにせよアメリカ政治が不安定になり、国際政治のバランスも大きく変わる恐れがあります。トランプ氏側がどこでギブアップするか、聞く限りホワイトハウス内は、まだまだ主戦論のようです。