【全経営者必読】これからを生き残る知的資産経営に必要な、最強メソッド
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SAPジャパン代表取締役社長の鈴木洋史さんと対談をしました。
昨今はデジタル・トランスフォーメーションという言葉を聞かない日はないほどですが、その議論で何を考えることが大切なのでしょうか。
この記事では、鈴木さんとSAPの変革を軸に企業変革を考える上で何が大切なのか、どう進めるか、ということについて、深く語り合っています。
なぜSAPなのか、ということについてですが、大手企業のイノベーション推進や企業変革を研究している立場としては、実は、SAPのこの10年あまりの変革は、目を見張るものがあり、前から非常に注目していました。
記事中にもありますが、元々SAP=ERPというイメージだったものが、近年はデザイン思考をベースに、次々と社会課題解決のための新規事業を生み出すイノベーティブな企業へと大変革を遂げています。
しかし、その変革はいきなり思いついたわけでは有りません。その歩みの道程にこそ着目していただきたいと思います。
SAPの変革は、何か新しいことをいきなりやろうとして変革に取り組んだというよりも、自社として何をやりたかったのかを一度振り返り、原点回帰をした結果、イノベーションへと向かっていったという点が極めて重要な点です。この点は何度も強調したいことです。
ここにこそ、変革のその会社ごとの必然性があるからです。
では、その変革の過程はどう進んだのか、どのようなことに取り組んだのか、現在はどんな姿になったのか、ということについて、是非お読みいただければ幸いです。チームを持つようになって、最初上司から「Forecastは、下回ることはもちろんダメなことだけど、上振れることもダメです」といわれて当時は「なんでだ?」と驚きました。
今になって、その意味がわかるようになりましたが、取材でSAP社は
>グローバルの四半期ごとの着地予測は2%程度しかズレない
とのことでした。そして、これをなし得ているのが、「データのリアルタイムな蓄積と分析・活用」だと。
足元、コロナ禍が半年以上たった今、「名刺交換」ができていないヤバさ・・・をあらゆる面でひしひしと体感値としても感じるようになってきました。
土台となるデータはやはり(「名刺(名刺交換)そのもの」というよりは)「名刺情報」ですもんね。
うちでも早く「全員がリアルタイムで反映されている同じデータを見られる状態」を作っていきたいな、作っていかないとな、と思います。。鈴木さんの経営にほれぼれいたします。温和で柔軟なお人柄の中には、課題に対する強い思いとデータで理由を考える力があるのですね。イノベーションは一握りの天才が起こすものではないとして、飛び抜けた人の能力に頼らない経営を実践されているご様子。「グローバルの四半期ごとの着地予測は2%程度しかズレないほど精度が高まっています。」には驚き。データドリブン経営の威力はすごいものです!