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【保存版】クラシック音楽の「沼」へと誘う厳選28曲

NewsPicks編集部
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  • ヴァイオリニスト / Smilee Entertainment CEO

    ヴァイオリン曲のセレクトを担当しました。ヴァイオリンは一緒に弾く楽器(オーケストラなのか、ピアノなのか、弦楽アンサンブルなのか…)によってもかなり表情を変える楽器です。まずはその魅力を知ってもらうために、あえてすべて違う編成の曲を集めてみました。

    でも、とりあえずクラシックの小品(ピアノ&ヴァイオリンで奏でる比較的短めの曲)の傑作選を聴きたい、という方には五嶋みどりさんの「アンコール!」というアルバムがおすすめです。聴きやすい名曲がたくさん入っています。
    https://open.spotify.com/album/6gg1DDDSiiFproPPz8SLP6?si=uuZPoRUlRvC-5zm6IyjYGA

    もちろんどんなに音源を聴いても、生の演奏からくる振動や演奏者の表情などからくる情報量は伝わってきません。でも、今のうちに音に耳を慣らしておくと、生音を聴いたときに一層の感動があるのではないかと思います。

    (チャールダーシュのYouTubeリンクは私の演奏につないでくださってますので、よろしければ聴いてみてください!)


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    フェリス女学院大学/ 二期会 教授/ 声楽家

    オペラについてお話しさせていただきました。人間の声を楽器とする声楽は器楽が禁じられていた中世ヨーロッパの教会でも奏でられる特別な楽器でもありました。今回は様々にある声楽ジャンルの楽曲の中からルネッサンス後期にギリシア悲劇を再現しようとイタリアではじまった形式であるオペラを取り上げています。オペラの楽曲はテレビでもよく使われていますし、最近だとフィギュアスケートでもよく使われていて、聞いてみたら知っていたと言われることが多いものです。

    声楽には詩人の詩に主にピアノと歌のために曲をつける歌曲というジャンルも大きくあります。オペラがイタリアなら歌曲はシューベルトを擁するドイツでしょう。その他フランス、イタリア、ロシアに加えスペイン、チェコ、イギリス、アメリカ、それに最近はフィンランド、イスラエルなども注目されています。
    そして日本も。世界を代表する歌手の一人であるディアナ・ダムラウが数年前に出した「Shoka」と言うアルバムは文字通り唱歌を収めたものでAmazonのクラシックチャート一位にもなりました。日本歌曲には5000曲以上の曲があり、その作曲家も山田耕筰、中田喜直、團伊玖磨、大中恩などなどあげればキリがありません。現在も木下牧子、なかにしあかねなどの作曲家によって次々と新しい曲が生まれてもいるジャンルでもあります。

    一曲が数分と短いものも多く、とっつきやすいのでは?有名な詩に複数の作曲家が曲をつけていることもありますので聴き比べると同じ詩の解釈の違いがダイレクトにわかって面白い。例えば日本の歌曲だと加藤周一の「さくら横丁」に中田喜直と別宮貞雄が曲をつけていて両方とも名曲です。
    慣れてきたらいくつかの詩をまとめて曲をつける歌曲集(チクルスとも言う)なども聴くと楽しいですよ。ジェシー・ノーマン、ディートリッヒ・フィッシャー=ディースカウなどの録音がいい入り口かもしれません。

    そうだ!追記します。来年オペラの講座をやる計画が進んでいます。よろしければ。
    https://shopping.nikkei.co.jp/projects/wapoperapj202101


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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    クラシック音楽というのは、18世紀後半から20世紀前半までの欧米系の一ジャンルを指します。この時代は、音楽に特別な意味が与えられた時代です。音楽に限らず、芸術とは高尚なものであり、人間をより高い段階に引き上げる効果があるとされ、貴族階級、あるいは新興の富裕層には必須の教養とされました。「クラシック音楽」というのは、そういう信念に基づいた文化、といえるでしょう。
     20世紀の終わりごろまで、日本でも、猫も杓子も子供、特に女の子にピアノを習わせようとする風習がありましたが、ああいうのも、この信念の残滓といえるでしょう。
     音楽は高尚なもので、人間を高次の段階に引き上げる、という信念は、古代からあったものです。ただし、ヨーロッパでは、この信念を根拠づけていたのはキリスト教会でした。ハイ・カルチャーとしての音楽は、教会の儀礼と不可分でした。
     「クラシック音楽」というのが、特徴的なのは、ハイ・カルチャーである、ただし教会には依存しない、というところです。フランス革命から第2次世界大戦くらいまでの時期に相当します。18世紀半ばですが教会勤めが多かったバッハくらいまでは、「バロック音楽」とされます。モーツァルトは、教会以外の宮廷や民衆のための劇場から発注をうけて作曲していて、「クラシック音楽」とされます。
     第2次世界大戦の頃になると、ハイ・カルチャーとしての「クラシック音楽」の権威はなお健在のようにも見えましたが、すでにジャズは音楽市場を席巻していました。米国の台頭とともに、もはや「クラシック音楽」=ハイ・カルチャー=社会的地位のために必須の教養、という権威は薄れていきました。
     その後、何が現代の教養なのか、教養というものが成り立つ時代なのか、というのはむずかしいところです。クラシック音楽の権威、神通力が無くなっていってのは、階層の流動化が活発したことによるもので、そうなるとハイ・カルチャーとポップ・カルチャーの境目はあいまいになります。階層が固定化されればまたハイ・カルチャーが形成されるでしょうが、もちろん19世紀とはかなり違ったものになるでしょう。


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