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どこでも栽培可能!?「農業イノベーション」
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情報漏洩に騒音問題。新しい働き方で生じた「シェアオフィス・トラブル」

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これは2020年4月の時点で発生しはじめていたことでしたが、私の運営する目黒のImpact HUB Tokyo には結局「大企業の社員」というカテゴリーの人たちが入りませんでした。私たちのスペースには、必ずしも「静寂を好むノマドワーカーばかり」ではないですが、それでも従来のコワーキングユーザーと文化を共有できないタイプの人は価値を見出しにくいものになっています。我々のブランディングの立て方や、入会にかかるプロセスで、「自分には合ってない」とご理解いただいて、入会されなかったのだと思います。
この記事にあるような共有のスペースで「情報を集め、転売」みたいな馬鹿げたことをする人や、ネットワークビジネスやこの記事にもあるマルチ商法の方もいたり、この記事にも挙げられている「スパイ行為」が激しい人も世の中にはいます。なので、コワーキングスペースを選ぶ時は、集まる人の質に目を配るべきです。
基本的には、コワーキングスペースの運営者は、そういった輩を立ち入りさせないようにするゲートキーパーの役割を持つわけですが、お金さえ払えば誰でも使えるコンビニみたいになっているところがほとんどですから、運営者の目利き能力など育っていません。単なる不動産業の延長ではほぼそのゲートキーパーの役割は果たして無いですね。
そこでこの記事のリージャスの方のように、「コンフィデンシャリティの強化」や「ルール強化」でどうにかしようとする場所が増えていくでしょう。
ですが、もっとも重要なのは、そのスペースの中でどういう「カルチャー」や「価値観」が共有されるかで、そうなれば、上記のような問題はほとんど浮上してきません。
とはいえ、そこまで高度で文化的な運営をしているところ自体が、本当に少ないんだな、ということを痛感しました。今後、「人が集まる」ことの意味が問われる中で、「誰と集っているか」が重要になってくる時代になるでしょう。