バイデン氏「十分な州制した」、米大統領選勝利を予想
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バイデンが勝っても、上院が共和党多数、そして、最高裁が共和寄り。州議会レベルでもテキサス、フロリダ、オハイオ、カンザス等々で共和主導。アーカンソーでは共和がsupermajorityらしいので、民主の票なしに、予算関連の施策を通せる。諸々の政策もそうですが、共和党に優位な選挙の再区画がされてしまい、これから何年も、何十年も、選挙に影響を与えてしまうでしょう。
それより、white houseはこのまま行けばバイデンが勝てそうだけど、これほどの接戦になるくらい、トランプを支持している人たちが国の半分近くも占めていてることが、率直に残念というか、もう選挙後の混乱を暗示しているように思います。
そして、もうアメリカの地図は一生分見たと思うので、NYTのカピバラ動画を見て、zenな気持ちになりたい。都市部と郊外の投票行動の違いや、支持者同士の決して交わらない議論などを見るとどちらが勝っても「分断」は簡単には無くならないと思わざるを得ません。
アメリカの分断に関して、前回選挙を境に急に現れた問題かというとそうでもなく、2004年時点でサミュエル・ハンチントン(文明の衝突の作者)が「分断されるアメリカ」という本の中でナショナルアイデンティティが大きく変容している様子を宗教、経済、移民、グローバル化などの観点から描写しています。非常に構造的な問題だと言わざるを得ません。この本は前回選挙の直後にAmazonでも一時品薄になっていたようで、今回もまた売れるかもですね。
※ハンチントンは家族のバックグラウンドもありWASP(白人、アングロサクソン、プロテスタント)文化を重要視せよというスタンスが強く出ているは若干割引きが必要ですが。多くの州の結果が判明し、算数がだいぶ容易になってきました。
まだ大半のウェブサイトで”too soon to call”とされていますが、バイデン氏がトランプ氏に差をつけているアリゾナを足すと、バイデン氏は264人。このまま、現在優勢のネバダが順当に決まれば、270人に達することになります。
また、トランプ氏が現在優勢のペンシルベニアも、民主党優位のフィラデルフィア周辺の郵便投票の開票が待っており、NYTなどを中心に逆転があるかもしれないとの予想もされていますので、さらに差が開く可能性もあります。
ただし、”too soon to call”と言われる通り、開票が終わるまでは結果は分からないというのが妥当でしょう。
全くの専門外ですが、コメント依頼をいただきましたので、仕事の合間にフォローしていた内容をもとにコメントさせていただきました。