NY株続伸、367ドル高 増税、規制強化の懸念後退
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米国株式相場は、3日続伸。
前日はバイデン派のメインストリームメディアを中心に、「 バイデン候補が圧勝し、議会も上下両院とも民主党が過半数を獲得 」という「ブルーウェーブ」と呼ぶ民主党圧勝のシナリオが有力視されていましたが、情勢はそうはなっていなく、現在も両者拮抗した状態になっています。
一方、トランプ大統領はホワイトハウスで演説し、「我々は最高裁に行く」と、選挙をめぐって訴訟を起こす考えを明らかにし、バイデン票が多いとされる郵便投票の集計を止めさせたい意向を示唆していました。その中で、実際に、ウィスコンシン州に開票のし直し要求や、ミシガン州、ペンシルベニア州で法的措置を取っているも表明しました。
株式相場は前半では楽観的に上昇していましたが、後半になりますとトランプ陣営が法的措置の動きに出ていることから、法廷闘争に発展する可能性を警戒した戻り売りも出ていましたので伸び幅は縮小しました。
同時に行われている議会選挙では、下院は予想通りに民主党が過半数を維持しそうですが、上院は拮抗しており、現行通りに共和党が僅差で過半数を維持する可能性も高まっています。
その場合、たとえバイデン氏が大統領に就任したとしても、下院が民主党&上院が共和党というねじれ議会の影響で民主党が公約に掲げている増税、ヘルスケアやテック企業の規制関連についても実行し難くなるのみならず、大規模な追加経済対策が迅速に決まらないリスクも高まります。
昨日、株式市場はその様な悲観的なムードまでは進展していなかったものの、今後の市場には大きな影響を与える火種となる可能性は高いです。但し、その様な状況では短期的にはバリュー株よりもグロース株の人気が高まるのは必至で、昨日の市場がそれを反映しているかの様でした。
それにしても、今回の選挙報道の内容からしても、バイアスのかかったメインストリームメディアには呆れざるをえません。散々、バイデン候補が圧倒的有利と予想した一般投票ですら、リードは僅か1%程度が現実で、何が世の中で起きているかという真実を伝えないことが今回も露呈されてしまいました。4年前の大統領選時と全く変わらないこの現状がCNNの視聴率激減に現れているのだと思えます。上院の共和党支配が株上昇の要因として大きいと米国の主要経済メディアも報じているけど、バイデン勝勢でのナスダック100の5%もの急騰は予想外だった。短期的な相場動向の予測は困難で、それが故にマーケットに居続ける大切さを感じた1日 #米株 #大統領選
株式市場は「バイデン政権誕生」を前提に動いているのだろう。上院を共和党が制すれば、民主党の独走を阻止することになり、議会での共和党のチェック機能が働く。バイデン政権になれは米国のWHOとTPPに関する政策は大転換となり、日本と韓国との関係では摩擦を回避することを考慮する政権になる。 日本にとっては悪くない展開。