データで稼ぐ、異形の金融帝国アント アリババ傘下
日本経済新聞
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注目のコメント
良記事。かなりわかりやすい。
ただ1800兆円のGMVなど桁ちがいすぎて、ベンチマークし過ぎない方がよいとは思います。
13億人の人口がいるのに日本よりもGDPが小さくインターネットがロクに普及もしていない2004年という、今となればSF小説のような世界で、これまたアリババという、伝説上の巨大企業とセットで創業しており、そのような環境は人類史において二度と再現されないため。アントは間違いなく、フィンテックのビジネス構造のモデルケースとしてベンチマークされていくでしょうね。そして間も無くGAFAのように規制の対象となっていく。
決済、与信(銀行)、資産運用(証券)、保険・・・
2つの視点で見てみたい。
1)アントは典型的金融コングロマリッドですが、インターネット以前の世界ではこの垣根を越えることと規制は切っても切り離せないものであった。結果、日本は会社単位では分業制で、持株会社等の下でグループ会社として存在している
→ 専業かコングロマリッドか。規制動向が鍵
2)金融コングロマリッドは、以前はストックデータが起点であった。資産残高やポートフォリオなどのウェルスデータ。今後は決済データが起点となる。これはインターネットによりマス向けにリーチしまた管理維持するコストが劇的に下がったから
→ 起点となるデータという観点で、決済事業の重要性がますます高まるアント・グループについてはこの記事がとてもよくまとまっています。
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