中国発大ヒットコスメ「完美日記」の運営会社が米国上場へ マルチブランド戦略で好業績を維持
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2016年に誕生した完美日記(PERFECT DIARY)ですが、4年ほどでここまで急成長できたのは中国市場の規模と、今の時代というキーワードがあると思います。完美日記(PERFECT DIARY)は、中国でコスメ口コミの最大規模であるREDというSNSに初期から力を入れました。REDのユーザー数は2億人以上でその中の9割が女性ユーザーです。強力なKOL(中国インフルエンサー)を積極的に起用し、REDでのマーケティングに注力したことが完美日記(PERFECT DIARY)の大きな成功要因だと思います。ただ、少し気になるのは、中国コスメ企業の規模がどんどん大きくなっている中、今後日本や韓国を含む海外のコスメブランドを買収していくこともあり得そうですね。
いよいよ中国コスメも海外での存在感を出し始めていますね。
口コミ、ネットワークのパワーが欧米日本の比ではない中国。グローバルにネットワークが広がっていることも注目ポイント。
ますます競争激化する化粧品市場。価値観が属するネットワークごとに細分化されつつある化粧品業界の中で中国コスメはこれから一定の存在感を高めていくでしょう。現在GWP全盛の中国コスメ市場、赤字をいとわない拡大戦略を取らないと認知すら取れない厳しいレッドオーシャンですから利益を取れる市場進出、ハイブランド化への道もあるのだと思います。もちろんハイブランド化にはブランド保護も大切。どのように価値を守っていくのかも気になるところでもあります。
昨年日本のコスメ輸出は中国市場において韓国を抜いてトップに立ちました。現在世界2位の化粧品市場ですが今後一級都市二級都市意外にもますます化粧人口が広がっていく中国。各国、各ブランド、ますます注力していくことは必然ですが、足元急成長で台頭してくる中国国内ブランドからも目が離せません。中国ローカルコスメとして注目を浴びてきた完美日記。
日本でも「チャイボーグ」を始めとして、流行に乗っている華流メイク。
完美(PerfectDiary)はその中心的存在であるが、
個人的に注目しているのはハイブランド化への道。
これまで、価格帯としては低価格帯から中価格帯のメイクを中心に斬新な商品開発とブランディング、また直接的な顧客接点を活かしたD2Cモデルを強みとして来たが、これからのPostIPO戦略にあるハイブランドの買収などで、プレステージやハイプレステージブランドに昇華する勢いを感じます。
日本のスキンケアのプレステージブランドは、世界的にも競争力が高く、主には欧米ブランドとの戦いがメインでしたが、中国ブランドが台頭してくると大きな脅威です。特にスキンケアは、同じアジア人の肌質や肌のメカニズムを深く研究されていることで、日本ブランドへの一定の評価がありましたが、中国企業も日本のOEM企業とうまい取り組みを行ってきており、同じアジアの大資本企業が日本の強みを取り込み、需要創出していく未来はそう遠くないと思います。