ウィーンで銃撃、4人死亡=「イスラム過激派のテロ」と断定
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現地時間3日午前6時にネーハマー内相が記者会見で以下の内容を伝えました。
① 攻撃は少なくとも1名により実施されたこと。この犯人は警察官により射殺された。
② 攻撃は明らかにイスラム(過激派)の動機によるものであること。犯人は突撃銃等で武装しているが、射殺された犯人が装備していた「自爆ベスト」は模造品であった。
③ 警察が被疑者自宅の捜索を実施しており、また多数の監視カメラの映像を解析中であり、少なくとも被疑者1名が逃亡中の可能性がある。
この発表からは、当初発表された6か所での攻撃の詳細や犯人の移動手段などの詳細は引き続き不明です。自爆ベストが偽物だったことから、犯人の武器は銃だけのようです。爆発物を保有していなさそうなのは安心材料ですが、当局からは当初「実行犯は4名」との情報が出ていたのですが、この発表では残りは1名しかいない可能性もあり、情報は錯そうしています。
「突撃銃」とはおそらくAK-47のことを指しているものと思われるますが、もし4名でAKを使ったにしては死傷者の数が少ないようにも感じられ、犯人は2名以下で、しかもあまり訓練されておらず、銃を乱射して逃走したのではないかとの印象を受けます。
そもそも実行犯は何人いたのか、どの程度訓練された集団なのか、どこまで計画的な犯行だったのか、続報に注目したいと思いますが、これまでの断片的な情報からは、犯人は少人数であり、それほど訓練を受けた戦闘員ではなく、2015年パリでのテロのような計画的・組織的な犯行のようには思われませんが、もしまだ3名の武装したテロリストがいるとすれば、危険であることは間違いありません。
現地日本大使館は、事態がまだ収束していないことから、自宅待機を続け、ウィーン旧市街付近には近づかないことを呼びかけています。