7&ⅰ、米コンビニ買収後にガソリンスタンド最大300店売却=関係筋
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セブン&アイ・ホールディングスにとって過去最大となる、コンビニエンスストア併設型ガソリンスタンド「スピードウェイ」部門の買収。
https://toyokeizai.net/articles/-/367654
「スピードウェイ」の店舗数は約4,000店とのことなので、最大300店の売却はよくあるM&A後の不採算店舗からの撤退や、独禁法関連対応の一部の可能性が高そうです。
ちなみに、マラソン・ペトロリアム本体は原油価格急落を背景に製油施設の一部を停止しており、従業員の12%をレイオフと9月に報道されていました。
https://jp.reuters.com/article/marathon-ptrlum-layoffs-idJPKBN26L3VI日本のコンビニとは違い、米国はGSにコンビニがついている。なのでMarathonという石油系企業がコンビニを運営していた。
そのなかで日本のコンビニではよく知られる「ドミナント」がどれだけ効くのかは分からない。ただ小売の一般論として
a) 地域ドミナントになることによって、配送・認知効率を上げる
b) 他社のシェアが下がったところで過剰配置になっているところを減らせば、残っている店舗の売上が大きく増えて利益率は上がる
となる。
米セブンとMarathonは買収時の資料を見ると(①、スライド20)、そこまで重複店舗はない。ただ重複していて、かつ他社の攻勢が弱いところであれば上記のbの観点で重複店舗削除はありうるかも。
買収時の解説記事(②)のコメントでも地域ドミナンスについても触れており、併せてご参照いただきたい。
①https://www.7andi.com/ir/file/library/ks/pdf/2020_0803ks.pdf
②https://newspicks.com/news/5123277アメリカのコンビニの大半はGS併設で飲み物やお菓子、ファストフードなんかがある以外は、トイレ休憩で立ち寄るのがほとんど。日本のコンビニの様にフレッシュで賞味期限が短い食べ物は少ないし、味もイマイチ。
日本で凄まじい進化を遂げたコンビニがアメリカに逆輸入された後にどのように適応していくのか楽しみ。ナナチキとかから揚げ棒なんて意外と相性良さそう。そこにオニギリ!このマーケティング戦略をNPで特集いただけないかな?