この連載について
ビジネスや働き方が多様化し、正解がない時代に、自分を信じて一心に仕事をする人たちがいる。そこにあるのは独自の「哲学」だ。仕事人のヒストリーをたどり、道標となった哲学を浮き彫りにしていく。
関連する企業
バッグを中心に、ゴルフウェアなどのアパレル、ジュエリーを手がける。主力ブランドは「サマンサタバサ」、20代女性が主要顧客層。
時価総額
58.6 億円
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ミュージシャンや俳優などのアーティストマネジメントが中心。海外現地ビジネス展開やテーマパーク運営など新たな収益源の開拓に注力。
時価総額
294 億円
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第一選抜が30代後半なんていう企業では、女性は管理職は目指しません。遅すぎるのです。管理職は、一度なっても、また降りたりと、柔軟で年齢に関係ない、ただのポストという認識でいい。そのほうが柔軟なチャレンジができますし、管理職のパイプラインの人材プールも確実に厚くなります。
1.40歳を過ぎて、人のため、社会のため、に役立つ大人になりたい
2. パラレルキャリアは自分のためだし、会社のためにもなる
3. 年齢を重ねるごとに、選択肢と自由と可能性が増える働き方、社会づくりを目指したい
4. ワークライフバランスの多様性
1.
弊社で「Legacy」という言葉で「次世代に何を遺せるか」という視点があり、数年前からずっと考えていました。先日ふと「人生もほぼ折り返し地点だなぁ」と思ったら、特に意識するようになって、私も残りの人生は人や社会に何かを遺せる仕事・生き方をしたいと思うようになりました。
2.
政府や経団連が「女性管理職比率●%」と掲げていますが、目標値達成には、女性管理職が複数社を兼任することが有効だと思っています(というか、実際の数値からして必須)。それをすることで、同質的な日本企業のマネジメント(男性が多く、転職経験もない割合が世界で最も多い)に対し、Diversityが進むと思っています。私も複数社と関わる中で、1社の文化等を他社に紹介出来、マネジメントからも「大塚さんのおかげでポジティブな影響をもらえてます」という嬉しい言葉をいただけたりしています。
3.
今年の起業家の調査結果で、起業した人の平均年齢が43.7歳と過去最高、女性が占める割合も21.4%で過去最高。更に、開業費用は最も少なくった、というのを見ました。大企業での副業OKも進んでいますし、まさに年齢を重ねても色々な働き方が出来るような社会に変わりつつあるのかな、と感じています。
4.
夫が数年前に「僕はワークとライフは、“人生”っていう長い時間軸でバランスすれば良い。若い頃はめちゃくちゃ働いて、40歳超えたくらいからプライベートに余裕が出てきて、みたいな」と言っていて、なるほどなぁ、と思いました。体力や家庭の問題も少ない若い頃にめちゃくちゃ働きたい!という人もいるし、若い時からプライベートを充実させたい人もいるし、色んな考え方があって良いんですよね。最近はそれが一律同じ価値観になっていて、ちょっと違和感があります。
2-4は、Diversity(性別、年齢、価値観など)の話ですね。今の自分としては、Diversityを日本の社会に広めていくことが、1の自分のLegacyかと思っています。
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女性活躍が叫ばれる中、実際には女性部下をどう育てたらいいのかわからないと悩む男性上司も多い。
女性率90%以上の会社、サマンサタバサジャパンリミテッドで17年間、みんなの母のようにスタッフたちを育ててきた世永亜実氏。20代で管理職、30歳で執行役員、33歳で上席執行役員に就任し、40代に入って正社員を卒業、パラレルキャリアという道を歩みだした。
彼女のもとには、熱く仕事に取り組み、「仕事が楽しい」という20代、30代の女性が多く集まる。引っ張るのではなく、一緒に走る「並走型マネジメント」を心がけているという世永氏が、経験に根ざした独自のマネジメント手法を明かす。(全7回)
■第1回 女性をマネジメントする秘訣。男性の悩みに回答
■第2回 部下の熱量は「ここ」に表れる
■第3回 「もう辞めたい」部下の真意を見極める
■第4回 20代、30代、40代、ステージごとのマネジメント
■第5回 肯定、承認、ブレーキ。マネジメント3つの役割
■第6回 どんな人の心も動かす「2つの大切なマインド」
■第7回 パラレルワーカーという働き方で開いた扉
サラーリーマンが長かった一方で副業も経験しているので、パラレルワーカーの回も面白かったです。
最後の後悔も罪悪感もないという言葉に清々しさを感じすてきなフィナーレだなと思いました。