上場企業の純利益、43%減 9月中間、2割が赤字
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まだ57%もあるじゃないか、という希望的観測は的外れであり、非常に厳しい状況です。
雇用と所得の悪化に企業と個人の双方が耐えれない中で、感染対策と社会経済活動の両立を図るしかないことは自明です。
ヨーロッパの感染拡大を煽るような論調が少なからずありますが、結局は日々、人々には生活がありますから、働き学び続けなければならないわけです。新たな生活様式の広がりで業績を伸ばした企業もあるところがコロナショックのポイントでしょう。
リーマンショックの時は、世界的な金融危機によってほとんどの業種で業績が落ち込みましたから。コロナ禍の特徴としてまとめると、
①人が動けなかったことで、人を運ぶ業態、それを仲介する事業体、動いた先でのサービス業は全滅になった(観光、運輸、飲食、イベント、アパレル、百貨店等)
②動けないことでその手段を代替するものは、逆に成長した(ウェブサービス、テック、EC、物流等)
③状況を逆手にとり、市場機会と捉えて新しいサービスを展開し、事業体を維持、拡大した(食品、流通、ゲーム等)
④人の往来の急激な減少でまわり巡って、需要や供給が減少した(製造、建設、電気製品等)
などが挙げられますが、やはり人が移動を制限されたインパクトは、未曾有。その状況に対して経営者がトップダウンでスピーディに企業構造や体制を変化できている企業は、業態問わず、今後の成長性を感じます。
この危機をチャンスに変えられるどうかは、経営者のリーダーシップと社員一人ひとりの強い希望によるのではと思います。