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共和党支持者の多くが投票所での投票を予定しているのに対し、民主党支持者の多くが郵便投票での投票を選択したと言われていますので、郵便投票による投票の無効数が増えればトランプ氏に有利になることが分かっています。
今回の選挙ではコロナの影響で記録的に郵便投票が増えていると言われていますから、開票作業は3日だけでは当然終わらないはず。郵便投票の開票が進むに従いバイデン氏の票数が上がっていくという流れになることは事前に予想されていましたが、3日以降の票を認めない、としてトランプ陣営が勝利宣言をすれば、混乱は必至です。
いかに郵便投票による票を無効にするかは、トランプ氏が勝つためには重要な作戦のようですが、当然そんなことをされたら民主党支持者の怒りは爆発するでしょう。
選挙後の混乱が懸念されます。
郵便投票は、6000万票、期日前投票は3400万票。この開票に「数日」かかると各州、特にフロリダとペンシルベニアが言っています。郵便投票した市民も自分たちの票がカウントされないとなるとデモなどを行うでしょう。
郵便投票を認めた訳ですし、州の権限の範囲にあるものは州に委ねるのが筋。
もっとも、こんな手段を取って大統領が再選されたら、アメリカの大国としての立場において、権威がガタ落ちするだけです。
追記
アメリカ大統領選挙は、敗北者が負けを宣言すると、勝者が勝利宣言をするのが慣習だったかと思います。
→あっ、敗者が勝者に電話する…も必要でした。
大統領選挙では、国が2つに分かれて争うので、Unityで幕引きするのがマナーだそうです
伝統的に大統領選の勝者は、どちらか一方が敗北宣言に先立って相手候補に「祝福の電話」をかけ、敗北宣言の演説を行い、相手候補が勝利宣言をすることで「確定」としてきました。両者が「勝利宣言」をすれば、待っているのは法廷闘争。
すでに激戦州のペンシルベニアでは、3日の投票日以後に到着した郵便投票の無効をトランプ陣営が申し立てました(同州では6日到着分までが有効票)が、州最高裁が棄却。同様の訴訟が激戦州の各地で起きる可能性があり、いずれも連邦最高裁までもつれこむことが予想されます。