「大阪都構想」再び否決 松井大阪市長 任期全うし政界引退へ
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大阪在住です。
前回の住民投票の時と同様、どちらが嘘をついていて、どちらが本当のことを言ってるのかわからない、詰り合い傷つけあいの泥仕合でしたね。。。
デマの火消しに多大な時間を使って、住民にとっては本当に知りたい部分が全く見えなかった印象です。
一方で、維新の会のことは嫌いじゃ無いのですが、
IRや万博に頼った成長戦略は、コロナで外国人観光客が消えてしまった今の大阪には脆弱に見えましたし、一般市民や中小企業の人間には、都構想による成長という言葉が魅力的に感じることはできませんでした。
二重行政に関しても、具体的にどのことを言っているのかわからなかったし、それを解消したから財源が増えると言われてもなんかぼんやりした印象でピンとこなかったって感じじゃないですかねー。
現状維持バイアスや毎日新聞の記事云々の話ではなく、単純に都構想じゃなければできない改革って何なのかということが当事者市民に見えないというところが問題だったと思います。
だって住民サービスが低下するかしないかの議論しか聞かされなかったわけですから。
注目のコメント
やっぱり大阪は変わらない街だった。
両方住んで実感するのは、このままでは東京との差は開くばかりだということ。大好きな大阪には地方分権の先頭に立って、同時に東京のように世界と戦える街になって欲しかった。
停滞し、利権ががんじがらめになった行政に多くの人たちが嫌気がさしていた時期に大阪に住んでいた元大阪市民として悲しい限りだけど、現大阪市民がそれを選ぶなら、それも仕方がないのでしょうね。
守ることを選んだのなら、せめて今度は互いに罵り合うことなく、力を合わせて別の形で大阪の発展のために尽くして欲しいものだと思います。弊社(JX通信社)とABCテレビの合同調査では、最後の1週間で強い反対が7ポイント近く伸びて、投票意向のある有権者に絞っても拮抗ながらわずかに反対が上回る結果だった。
開票結果とも概ね一致しており、終盤のコストをめぐる議論が結果に大きな影響を与えた可能性がある。
https://www.asahi.co.jp/abc-jx-tokoso/今回は公明党が賛成に回ったため賛成優位かと思われましたが、結果的にその公明党は支持層をまとめきれず、さらには無党派層の反対も前回より強まっていったようです。投票率は6割に達して関心の高さを一定程度示したものの、前回より少し下がりました。大阪都構想そのもののモメンタムが前回よりも落ちていたのかもしれません。また、コロナ禍という事情も前回にはなかった要素です。
それにしても、相変わらずの市民を二分した争いでした。自治はあくまで住民が決めること。結果をふまえ、よりよい市政を探っていかなければなりません。こちらに出口調査分析記事があります。
https://digital.asahi.com/articles/ASNC16TNKNC1UZPS003.html