Why it has to be Biden
The Economist
3Picks
コメント
注目のコメント
今週は、選挙が迫った中でのEconomistの渾身の特集号です。
トランプの4年間の功罪は様々。コロナ前まで経済成長を実現し、失業率低下・賃金水準の向上を齎しました。また、外交ではイスラエルとUAEの国交正常化を実現したのは大きな功績です。
一方、失政・罪があまりにも多すぎます。何故トランプを再選させてはならないのか。その最大の理由は、トランプが民主主義の土台を破壊してきたからです。
民主主義はカチッとした法制度があれば実現するものではなくて、人々やリーダーの行動によって実現もし崩れ去りもするものです。
民主主義を守るには①リーダーが、少数派や反対派も巻き込み国を一つにまとめる行動を取ること、②リーダーが、正しく誠実な行動を取ること、③人々が、正しい情報を得て考え行動すること、が必要です。
トランプは人々に不信感を植えつけ、対立・暴力を煽り、嘘をばら撒いてきた。これは人々に不快感を与えるに留まらず、アメリカが築いてきた民主主義の人的土台をなし崩しにするものです。超党派的・中立的立場を取るバイデンの仕事は、傷つき不信に満ちたアメリカを再び統合することです。
また、この4年間で、共和党はかつてのGrand Old Partyの跡形もなく劣化しました。来週の選挙でトランプが明確に負けることで、共和党は初めて自身の修復に向かうことができます。