米上院公聴会にIT大手3社CEO、法改正の本題離れ政治論争に
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注目のコメント
もうかれこれ何年も、この手の政治と影響力の大きな大企業、ここでいうプラットフォーマーとの関係が、注目を集めている。
政府の機能とはなんなのか。改めて問いただすべき時代が来ているのかもしれない。所謂3つの機能
・資源再配分という公共インフラの整備
・所得再配分という税政策
・経済安定化という金融市場や資本市場の監督管理
インフラ整備は、どんどんアップデートが必要だし、民間の影響力は高まるばかり。どこまでユニバーサルサービスとするかのルール決めが残る。
税政策はマスへの所得の分配率。ユニバーサルサービスと考えは近い。
経済安定化、これはもう資本主義が巨大化しすぎており、コントロールするのはどんどん難しくなっている。規律を守るルール作り。
こう書いてみると、世界の進むべき方向性、つまりミッション策定、また世界がスムーズに回るような規律やルール策定、ステークホルダー価値の最大化、がより明確なポイントになっていくのだろう。
ビジネスと国の1番の違いは、この三つのバランスかもしれない。ビジネスは3点目の価値最大化のバランスが大きいが、これもSDGsやマネーの流れで最初の2点との相関は高まるだろう。
政府や政治家の役割は、ミッション策定、その実現を後押しするルール作りとなっていこう。
そういう視点で、今回の記事を見た時、非常に狭い視点で議論されている感が否めない。政治の役割がどうあるべきなのか、まず政治家側がその立場を再定義した上で、プラットフォーマーに対してなにをルールとすべきなのか、問える立場になるのではないか。
人の襟を正すにはまず自分から。よく言ったものである。コメントを書きながら、私の背中もピンと伸びた笑相変わらずタカ派上から目線のテッドクルーズが Who the hell elected youと口汚く口角泡を飛ばし攻め込むのに対して、ダークスーツのザッカーバーグとピチャイに比べこれまた相変わらずの仙人ヒゲに鼻ピアスのドーシーが瞑想中みたないロートーンで淡々と否定する様は滑稽ですらあった。つまり茶番と言えば茶番。
実際、事前予想通りで結論も新たなニュースも無く、政治家自らと意を受ける一部有権者の留飲を下げるためのそれであり、内容・分析としては昨日コメントした通り。https://newspicks.com/news/5340724?ref=user_143212具体的な法について理解しないと難しい。
「米国では、合衆国憲法修正 1 条に基づき、媒介者に過度な責任を負担させない様、責任免除
に関わる法規制が設けられている。具体的な媒介者に関わる規定としては、CDA
(Communication Decency Act;米国通信品位法)セクション 230©が、サービス利用者から
のコンテンツに関連する媒介者(プラットフォーマー)の責任(多様な責任からの保護)、
DMCA(Digital Millennium Copyright Act; デジタルミレニアム著作権法)が著作権に関わる部
分について、ある条件下での責任のセーフハーバー規定が設けている。」 https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H29FY/000643.pdf
やはり、出版社とプラットフォーマーは違う。
「中間者が第三者から提供を受けたコンテンツを編集したり、ユーザーらに違法
コンテンツの提供を求めたりする等の場合にはセクション 230 は適用されない。
セクション 230 は、双方向コンピュータサービスによる、そのプラットフォーム上の
コンテンツをモニタすることに関わるいかなる義務も除去しておる、新たな中間者およびサービスの発展のため、コンテンツベースの不法行為に関わる責任は、時にユーザー
が負担することになっている。」とされ、合理的な仕組み。
https://www.law.cornell.edu/uscode/text/47/230
ここから、如何にプラットフォームが責任を負う仕組みになるかは関心がある。プラットフォーマーは、情報操作しやすい。偽装された中立性として付加的な責任を負う可能性がある。