中国、2035年全て環境車に 通常のガソリン車は全廃
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2050年を目処に、50%をEV中心の新エネ車、50%がハイブリッド。
ハイブリッドだと単純にトヨタ系有利だと思われがちですが、たしかにそうした側面もありますが、既に特許は開放し、技術供与も始まっています。HV基幹部品も、一部は中国製に質・価格ともに国内部品メーカーは勝てないところも出てきています。
トヨタが広州汽車にHVユニット供給 (1) 特許公開でも中国企業では生産不能?
2020年10月22日
https://www.zaikei.co.jp/article/20201022/590379.html
トヨタが広州汽車にHVユニット供給 (2) 今は「トヨタ式HVシステム」が最適
2020年10月23日
https://www.zaikei.co.jp/article/20201023/590380.html
HV特許を無償提供するトヨタの真意 そして電動化への誤解
TOYOTA NEWS 2019.04.22
https://toyotatimes.jp/insidetoyota/018.htmlこれまでは全米で最大市場のカリフォルニア州の環境規制が自動車業界の環境技術ロードマップを決めていたと思いますが、いよいよ中国がロードマップの主導権を握ろうとしている気がします。
ちなみに、中国が2035年までに新車販売を全て環境車にするというのは、先月カリフォルニア州知事が発表した2035年までに排気ガスを出さない「ゼロエミッション車」とする命令とほぼ同じ。
あと15年でガソリンエンジン販売がなくなるというのは既存自動車メーカーにとってはとてつもない大変革。それまでに定年を迎える自動車メーカーの経営陣が自分の時代には関係ないとして変化に本気で向かいあわなければその会社に未来はないでしょう。
https://www.gov.ca.gov/2020/09/23/governor-newsom-announces-california-will-phase-out-gasoline-powered-cars-drastically-reduce-demand-for-fossil-fuel-in-californias-fight-against-climate-change/2019年中国の自動車販売量は世界最多の2570万台、EVを中心とした新エネルギー車は120万台、5%未満。これを15年間で50%以上に上げる。非常に厳しい目標ではあるが、中国の国家戦略としては必達。
これから国家戦略を基にEVやHV関連の政策、国家標準、業界標準が作成されるフェーズに入るため、ロビー活動が下手な日系メーカーは乗り遅れないようにご注意を。
標準や政策にある文言一つで中国で販売できなくなることもあるから。