米最高裁判事にバレット氏 上院承認、司法保守化
コメント
注目のコメント
大統領選と同時に行われる上院議員選で共和党が劣勢、上下両院を民主党が制する可能性が高まっており、トランプ政権と共和党にとっては「滑り込みセーフ」といえる承認。保守/リベラルの人数構成でみれば明らかにアメリカ社会のルールは保守的な方向に向かうと言えますが、一方でLGBTを理由に労働者を解雇することを違法とする判断や、人工妊娠中絶を規制するルイジアナ州法を違法とする判決に保守派のロバーツ長官が賛成した例も過去にあり、保守/リベラルの色分けが100%絶対、というわけでもなさそうです。
選挙直前で、恥も外聞もかなぐり捨てて共和党は指名承認を押し切った。それだけ最高裁判事の人事は重要。制度的には合法であっても、こうした強引さが最高裁判事の権威を傷つける可能性もある。