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「風刺画やめない」仏に反発=イスラム世界と価値観対立

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  • 経済評論家

    民主主義を手続きとする国家として「法治」は、個人の思想信教よりも重視されなければならないということが議論の本質であるべきでしょう。ここの価値観よりも、手続きの正統性を優先させるべきです。社会はあり得る全ての宗教の教義を法律に優先させることなどできない。イスラム教でも、各種のキリスト教でも、その他の新興宗教でも一緒です。

    風刺画の紹介で人を殺すイスラム教徒は正当化できないが、その理由を「自由」という別の価値観で押し切ろうとするマクロン氏も賢くない(彼は「自由教」的な立場を取っている)。

    「イスラム教」と「自由教」を戦わせるのは、不毛且つ危険です。エルドアン氏はともかく、マクロン氏の政治的な利益に叶うとは思えない。私個人は「イスラムの教義への忖度」よりも「自由」の方を支持しますが、「しっかりせよ、マクロン!」と言いたい。


注目のコメント

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    静岡県立大学国際関係学部 准教授

    マクロン大統領の発言で問題にされているのは、「イスラーム主義者たちが我々の未来を奪おうとしている、そのために彼は殺された」という、断首された歴史教員の葬儀の際の主張ですね。「風刺画をやめない」(取り締まらない)といった発言よりも。
     「イスラーム主義者」がフランスを乗っ取ろうとしている、という趣旨の発言と受け取られていますが、この発言に対して、トルコのエルドアン大統領は「マクロン大統領は精神鑑定を受ける必要がある」、パキスタンのイムラン・カーン首相は「イスラームへの攻撃だ」等、反発しています。
     マクロン大統領のつもりでは、良いイスラームと悪いイスラームがあって、悪いのは「イスラーム主義者」という一部のムスリム、ということでしょう。しかし、アル=カイーダやイスラーム国も、「イスラーム主義者」と自称しているわけではなく、「イスラーム原理主義者」などと同じで、欧米人が外部から勝手につけたラベルに過ぎません。
     「イスラーム主義者がフランスを乗っ取ろうとしている」といわれても、誰が責められているのかわからないし、「イスラミスト」といわれると、イスラームを信じる世界で18億人いる人間全てのようにも聞こえます。
     マクロン大統領は、「良いイスラーム」と「悪いイスラーム」を切り分けて、敵である「悪いイスラーム」を滅ぼさなければいけない、というアプローチを示しています。しかし、「悪いイスラーム」が誰なのか、はっきりしなければ、1950年代のアルジェリア独立戦争でフランス軍がそうであったように、やがては全てのムスリムが敵に見えてきて、手当たり次第に撃つか捕らえるかするようになり、本当に全員を敵に回ことになるでしょう。
     ただ、フランス政府にはある程度の判断基準があり、標的にされているのは、イスラーム国やアル=カイーダ系に加えて、ムスリム同胞団系の組織です。フランス政府は、先週からフランス国内のムスリム同胞団系組織を非合法化して、各地で家宅捜索や逮捕を続けています。
     フランス製品の不買運動が、起きているのは、ムスリム同胞団系の勢力が政府と近い関係にあるトルコ、カタール、モロッコ、パキスタンあたりです。これがほぼ官製の「不買運動」の主な背景です。ムスリム同胞団を政府が弾圧しているサウディアラビアやUAEでは、そのような不買運動は、全く見られません。


  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    全世界で16億とも言われるムスリムの中で、預言者を冒涜することを許す信徒などただの一人も存在しないでしょう。
    イスラム圏では預言者への冒涜は信徒への宗教的制裁とは別に、刑事罰に問われる事も少なくなく、死刑になる国とて決して珍しくはありません。
    いいか悪いかは別として、そういう価値観の世界だということなのです。

    もちろんそれが彼らが戦争の家と呼ぶ非イスラム地域においても罪と言えるかどうかは別の問題ではありますが、少なくともフランスという国家の最高権力者が、イスラムという文明の価値観を正面から否定した事は大変大きな誤りだと思います。
    風刺画に対するテロ(これは多くのイスラム教指導者も非難している事です)と彼らの価値観を否定する事は明確に分けて考えるべきです。
    フランスは西欧の中でも特にムスリム人口が多い国で、この問題を甘く見ると、いつの日か爆発してフランス国家の根底が揺らぐ事態を引き起こしかねないと私は憂慮します。
    それくらい宗教に関する事は甘く見ては行けないということです。


  • 帝塚山学院大学 教授

    これは、明らかにトルコのエルドアン大統領による政治利用に他ならない。この策略は成功し、トルコ国内に限らず、多くのイスラム教後がエルドアン大統領による強硬なフランス非難に煽られている。だが、そうした事態に批判的なイスラム教徒も多い。また、他のイスラム諸国の為政者の中には戸惑いも見られる。その一方で、エルドアン大統領は、まるで自分がイスラム教徒全体の盟主のように振る舞っている。


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