医師、増える海外医学部卒 国内私大より学費安く
日本経済新聞
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日本の医学部は入試のハードルが高い一方で、入学後にドロップアウトする人は割と少ないと思います。ハンガリーの医学部は入試のハードルは比較的低いですが入学後の試験や進級が大変で、卒業までにふるいにかけられる仕組みになっています。
記事にあるように医師会や厚労省は医師の増加を懸念しており、今後海外の医学部卒業生の医師免許取得には制限がかかる可能性も。その意味で、この道を選ぶのはリスキーと言えるかもしれません。医師国家試験は、主に知識を問う試験ですから、医師に必要な資質を保証するものとはなりえません。国家試験で保証できない部分は医学部教育、そして医学部卒業という事実に任せているという理解ですが、例えば国外の医学部で同じスキルセットが育成されうるかは不透明です。
これと同様の事情はどこの国でも生じており、例えば国外からの人材の流入が多い米国では、国外の大学にも厳格な条件を定め、大学がその規定をクリアしていなければ出身者は米国の資格を得られないような動きを進めています。
日本でも同様の動きが求められ始めるのかもしれません。ただし、そもそも国内医学部のクオリティコントロール自体にも疑問符がつかないわけではありません。国外医学部への視点とともに、総じてより厳格なクオリティコントロールが求められるようにも思います。日本で医師免許を取得しても、海外で使える場面が少ないと医師の友人から聞いたことがあります。その点、海外で取得して日本でも医師免許取得可能ということなら、幅が広がりますね。
また、EUで取得すれば、EU圏内で就職できる。そのため、EUでの取得を目指す人がいるという話もあるようです。