弱者が強者に勝つ「たった一つの戦略」…「雑草」はこうして生き残った
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雑草学研究室出身として全力で広めたい記事です。
雑草がたくましいのは、個体自体が強いのではありません。そうじゃなく、定期的に土を耕される、引っこ抜かれるのを前提として子孫を増やす戦略を取っているからです。
作物のように種をまいたら一斉に発芽しないし、穂を刈り取ろうとしたらすぐにバラバラと地面に落ちて土に紛れます。
だから企業のトップがよくいうような、「雑草のように歯を食いしばって厳しい環境を耐え抜け」という発破の掛け方は雑草に対する認識が間違っています。それより、トップの号令に従わず、周囲に流されず、いたってマイペースに、ピンチこそチャンスととらえて、機を見て動くほうが「雑草的」ですね。雑草が撹乱で同様に生きていくかはたしかに臨機応変も考えられるますがほとんどの雑草は撹乱されても本来持っている力で生き抜いていくように思います。
雑草は土地の状態で生える種類が違ってきます。酸性度の強い土壌とアルカリ性の土壌では雑草の種類も違うということです。それに雑草はアンダーグランドに根を張った草の方が強いですね。だから強者に勝つにはその土地(職種)にあった強みを持つことだと思います。私はできてないがコツコツと長年の努力しかないと思っています。企業研修業界は、国内年間市場規模が5000億円程度と言われています。
一方で、最大手企業は売上規模100億円。シェアで言えば2%という非常に分散した業界です。
その理由としては小資本でも参入が可能なこと、サービスの効果を定量的に評価しづらく顧客の主観による選定が主となるため、圧倒的な勝者となるサービス・プロダクトが生まれづらいといことがあります。
また、一般的に10年続く企業は10%未満と言われていますが、企業研修業界は必要資本が少ない分、規模の成長がないまま長く続く会社が多くあります。
こうした中小規模事業者が生き残りやすい状況は、まさしくこの記事で語られている「攪乱」「市場の複雑化・多様化」といえるかと思います。