「志も理念もない人が増えた」 古賀・元自民幹事長が昨今の国会議員憂う
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むしろ最近は「志」や「理念」ばかり語り、現実を直視しない政治家が増加した印象を受ける。古賀さんの世代の自民党が「志」や「理念」と無縁なことは、当時の自民党は「志」や「理念」ではなく、支持母体の幸福度の最大化を目指して、高度経済成長の旨みの山分けや高度経済成長の終了後は国債の発行で維持を図ったことでよく分かる。古賀さんの世代の人々は果たして「志」や「理念」のような崇高な立派なものを持って動いて来ただろうか。
その一方で、最近の政治家は「志」や「理念」ばかり語る傾向が強い。異端の学者の意見を傾聴し、政策に反映させることや、国士を気取ってタカ派的な言動を続けることが「ウケる」風潮は、こうした政治家が増加した証左だと思う。むしろ「志」や「理念」ばかり語り、現実を直視しない政治家の多さは問題だ。具体的な問題を一つ一つ解決する菅政権は時代の要請と思う。
