地方経済の再生につながるのか?-地方銀行の再編 - 階猛
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国会議員の金融行政の関心は、政府系金融機関の低利融資か信用保証の拡充に向かいがちだ。どちらも、政府がコントロール可能で、政治家にとって票につながりやすいからだ。
政府の民間金融機関に対する金融行政について、問題意識を持つ国会議員が存在することは大変好ましい。今後、政府主導の地銀再編論について、議論が活発化することが望まれる。地方銀行の再編によって支店が少なくなれば、中小企業が必要な支援を受けられず、コロナ倒産やコロナ廃業が増えかねない。今は、政府が地方銀行の再編を後押しするよりも、地方銀行の機能を強化することを優先すべき。