ワークマンが 決算発表を あえて遅らせた理由
コメント
注目のコメント
決算発表は、全体からすれば些末な「しないこと」かもしれませんが、仕事柄そこが1番気になりました。
コロナでも延期しない会社が多く、経理部員が無理矢理出社した会社などあったと思います。決算発表の早さはまったく本質ではなく正しい決算発表することが大事です。早さが目的の会社が少なからずあるような気がします。
ワークマンは意味あることをしないのではなく、他社がみんなやってる本当は意味ないことに気づいて、それをしない経営ということですね。冒頭の下記部分、とても考えさせられる。
時間は価値そのもの。なので、早くやったり、期限に間に合わることは価値だと思う。一方でそれが目的化すると質が下がる(上がらない)。全社の仕事の質を上げるためには、勇気をもって期限を設定しなかったり、期限を広げることが重要だと思う。トップの意思決定が必要な領域。
一方で、繰り返すが時間は価値。だから、同じ時間でより高い品質を出せることは価値。いったんやりきる経験や品質を上げる経験をした後は、それに期限を設定することも必要。そして品質と時間のバランスをうまく設定できる=期待値設定や自己・組織管理が上手いということ。そういう組織・個人はとても強いと思い、目指している。
『ワークマンではさまざまな仕事に期限を設定しない。その代わり、やろうと決めたことは時間がかかっても必ず実現させる。
無理な期限を設定すると、締切を守ること自体が目的化し、仕事の質が下がる。期限までにできないとわかると、「達成しないと評価が下がる」「達成しないと恥をかく」など保身やメンツのために、仕事の質を落としてやりとげたことにしてしまうケースが多い。』実際に経理の現場にいたことのある身からすると、このような考え方の経営陣がいることは本当に羨ましいと感じます(私自身はそこまでの激務は経験していませんが)。
どことは言いませんが、ライバルである同業他社よりも早く決算発表をしたいという社長のメンツだけの理由で、現場の負荷を考えずに決算発表を4日程度早めた(現場をご存知の方であれば、これがどれだけ無理を強いるものであるかはご理解いただけるかと)会社も知っているだけに尚更です。