トランプ バイデン 両候補 最後の直接対決 テレビ討論
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ディベートとしては、前回が最悪だっただけに、それらしく見えた位が適切な言い方では?
今回も内容は薄く、自分のサポーターに対して双方が言いたいことを言うことに終止をした。選挙まで2週間を切っているのだから、そうなるのは当然ともいえるが。。
どうやら世論調査の流れを大きく変えるようなことは起こらなさそうで、バイデンと民主党が勝つのではないだろうか。
4年前は、「ワシントンをぶっ壊す」と息巻いたトランプに誰もが期待をしたのだと思うが、今回は、中道層からは全く期待をされていないだろう。
共和党は、トランプ個人を支持する層以外でのモメンタムがなさすぎる。中道にいる、普通の人たちを取り込む要素があまりにない。高卒・白人・男性を中心とした人気は根強いと思うが、それだけでは選挙に勝てないのではないか。
気になるのは、バイデン政権後のアメリカ政治がどうなるか。選挙区割り(Gerrymandering)やElectoral College などは、議論の対象になるだろう。もし、Electoral Collegeの仕組みが変わるようなことがあれば(一番最近では、1970年に変更の直前まで行っている)アメリカ政治を10年単位で変えるイベントになるだろう。
民主党は、上下院で過半数を取れば、あからさまに白人以外の層(人口が増えている)に寄り添うだけでなく、それを票田にする直接的な方法を考えるはず。共和党もそれに反対しているだけではじり貧なので、かなり大きな政策シフトなどが起こる可能性があると思う。
注目のコメント
トランプは言っている内容が間違っていても、堂々としていて、力強かった。バイデンが言い淀んだのが7回だったのに対し、トランプは1回(筆者のカウント)。しかも、数字はバイデンが手元のメモを読んでいた。
第1回目の討論会よりはキャッチボールがあったし、モデレータのウェルカーは、第1回のワラスよりもコントロールしていた。
ただ、バイデンが支持率でリードしている理由が、私にはわからない。ツイッターで約7分の1しかフォロワーがなく、熱狂的な選挙集会もない。「熱」にかけた選挙戦で、どうやって勝つのか。支持率リードの秘密はどこにあるのか。落ち着いたトランプ。バイデンも健康不安は全く見えず。その意味でとても大統領らしい討論会だったと思います。ただ、政策の内容はこれまでの主張の繰り返し。その意味で大きな変化はなし。光ったモデレータのウエルカー。アフリカ系とネィティブアメリカンの血筋のこのエリート女性がアメリカの人種問題を尋ねると、両者も真剣に反応せざるを得ず。トランプ氏の「The least racist president(今日は in this room)」とウエルカーへの言葉への解釈は、どちらの支持かで大きく異なるところ。現職の大統領と前副大統領、どちらもあらを探せばいろいろ出てくるのが前提。どちらも「弁明」しないといけない部分も。政策では北朝鮮への対応などがどうしても具体的に踏み込めない感じ。進まないコロナ対応法案について、「なぜが動くように議会に働きかけないのか」ときかれたときのバイデン氏のムカッとした顔はかつての「猛犬」が戻ってきた感じ。
トランプさんとバイデンさんがテレビ討論会のなかで北朝鮮の核問題を議論している。北朝鮮問題に関するかぎり、トランプさんのほうが説得力がある。オバマ政権下では米朝首脳会談は皆無で、北朝鮮は長距離弾道ミサイルを作り続け、米朝対決状態が続いた。トランプ政権下でも北朝鮮は大量破壊兵器を造り続けた。しかし、米朝間の対話チャンネルのおかげで、米東部に突然、北朝鮮が弾道ミサイルを発射する可能性は少しだけれど低下した。バイデンさんは討論会で繰り返し北朝鮮をならず者だと述べていることを考えると、バイデン政権下では米朝関係は緊張したまま、北朝鮮が核兵器の性能を向上し続け、米朝関係は緊張のプロセスを辿りそうだ。