「ふえるわかめちゃん」が上場廃止の危機!コロナより恐ろしい中国リスクとは
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注目のコメント
不景気になると企業不正の話題が相次ぎます。
海外子会社の経営が失敗するのは、日本本社がコントロールしすぎて現地の事情を反映した事業運営ができないパターンと現地に任せすぎて日本本社が業績はモニターしているもののその他の事柄は現地に任せて本社と子会社間でのコミュニケーションが不足しているパターンがあります。どちらも現地への権限委譲と本社からのコントロールのバランスが取れていないことが原因ですが、昨今ではM&Aが増えて後者型の海外子会社の経営が本社から独立して存在しているケースが増えています。このケースでは、現地での経営者不正、コンプライアンス違反などが突然発覚し、予期せぬ痛手を本社が被ることがあります。子会社管理についても本社が再検討するタイミングが来たように思います。理ビタさん、前職時代に新卒から10年以上商売で大変お世話になった会社だけに、離れて5年経ち、こんな記事にされてしまうことにショックしかありません…。
私の知っている理研ビタミンさんという会社は、とにもかくにも技術にこだわり、何よりもパートナーであるサプライヤーを大事にされてきました。故・長持孝之進前会長がご存命の頃、「良い製品は良い原料と技術から、良い原料はサプライヤーとの強い絆から生まれるもの、だからパートナーシップは何よりも大事なんだ」と機会がある度に力強くそういうお話をされていたのを思い出します。中国とのパイプも本当に強かった。
一代でここまで大きな会社を築かれ、お亡くなりになられたのが2014年暮れ。記事によれば現地の粉飾もそれ以降からということで、因果なものを感じます。求心力の変化も影響あったのだろうか。
いずれにせよ対応しきれなかったことがとても残念です。そしてあれだけ良心的な会社ですら裏切られる中国のカントリーリスク。改めて、怖さを痛感するばかり。