【三井物産】大型投資するヘルスケア事業の未来
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三井物産のマレーシア企業IHHヘルスケア(SPEEDA病院経営カテゴリで上場企業のうちで時価総額世界3~4位をキープ)に対する投資事業についてはこちらのオリジナル記事で取り上げたことがあります。少々前の記事ですので数字などはアップデートが必要ですが、過去の経緯などの理解にはまだお使い頂けると思います。また、SPEEDAご契約の方は私が執筆したトレンド「医療ツーリズム」というレポートでもIHHについては取り上げていますのでご参照下さい。
「三井物産も出資するマレーシア生まれの巨大病院ビジネス」
https://newspicks.com/news/1405036/
IHHという企業は、資源系以外かつ、本来先進国が強いはずのサービス分野で新興国企業として多国籍化した事例として非常に面白いです。
この点は、アジア経済研究所から共著で出版した「ポストマハティール時代ののマレーシア」という書籍の第8章に収録されている私の論文ではその視点から分析をしています(直接投資論や多国籍業論のフレームワークの応用に苦労して厳しい査読コメントをどうにかクリアした論文ですが笑)。これから、新興国企業の多国籍は一段と進むと思われ、日本企業もどのように組んでいくかスピーディーに動いていく必要があると考えられます。
中村 正志、熊谷 聡 編「ポスト・マハティール時代のマレーシア――政治と経済はどう変わったか――」
https://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Books/Sousho/634.html
私の論文はこちら。おそらく、IHHの多国展開について学術的に分析した日本語・英語・マレー語を通じて初めての論文と思います。
「第Ⅱ部 経済篇 第8章 マレーシア企業の多国籍化 -- 途上国のサービス産業の海外展開」
https://ir.ide.go.jp/?action=pages_view_main&active_action=repository_view_main_item_detail&item_id=50295&item_no=1&page_id=39&block_id=158三井物産の新連載第1回目は、同社が注力する「ヘルスケア」事業に迫ります。
アジアだけでなく世界中で「医療のコンシューマリズム」が注目され、医療分野でも新たなビジネスチャンスが広がっています。
そのなかで、イノベーションの種を蒔きながらヘルスケア領域に新しい風を吹かせようと尽力する方にお話をうかがいました。チャレンジグスピリッツ、格好良い。
将来、命を賭してこの分野で貢献したい。
だからこそ、私も今学生時代に出来ることを全力でやっています。
ビジネスの視点を持った医者だからこそ解決できる課題がきっとある。でも不勉強だとその課題に気づくことすらできない。
気づくことができてもありきたりな解決策しか思いつかない。
独りよがりにならず、多くの方にアドバイスを頂きながら進んでいきたいものです。