日本生命が全投資の判断に「環境・社会貢献」を評価へ…国内初の導入、急拡大の可能性も
読売新聞
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注目のコメント
ESG投資、日本でも急速に進んでいますね。
今年3月以降、これまで鳴かず飛ばずだった米国などのESGインデックス採用銘柄の株価パフォーマンスが総合インデックスを上回り始めました。
日本も若干反応していたもののまだまだ。こうした主力投資家が動けば日本でもパフォーマンス面での期待が高まりそうです。最近サステナビリティ文脈のニュースを見ない日はなくなってきましたね。先日も、米国証券取引委員会で人的資本の情報開示義務化のニュースもありましたが、企業はますます非財務との向き合い方が問われてくることでしょう。
問題は、投資家が非財務の「何」を見るかが重要です。直接的な企業の経済的価値に繋がりの薄いESG項目に対して表層的に反応して、投資判断に組み込むべきではないと思います。「環境」や「社会貢献」の考え方や関わり方は、その企業ごとに千差万別ですので、統一指標的にその本質を判断することは難しいわけです。
企業単体の財務状況のみならず、社会とどのように共存していくかについても投資判断に組み込む考え方そのものは非常に良いと思う一方で、その本質について投資家と企業間でもっと対話していかなければならないと思います。一番のESG投資はカーボンフットプリントを最も頑張っているビッグ5テック+テスラ。これらに貼っていればESG投資をしている免罪符OK。その6銘柄でナスダック構成比4割強。そして地上最強のパフォーマンス。これがいまマーケットで起きている実態です。遅れ馳せながらも当然でしょう。