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図解の素晴らしさについては皆さんがコメントされているので、ちょっと違う視点でBCG時代に学んだことを書きます。

新人時代に叩き込まれた考え方は、『いきなりパワポを開くな。ワードを開け。なんなら紙とペンだけでもいい』でした。

資料作りは結局考え方を整理するツールでしかないため、何を伝えたいか、ストーリーが明確になっていないと迷走します。
お絵描きが楽しくなってしまうとそこだけに意識が埋没するため、結局何が伝えたかったのか?がやってるうちに自分でもわからなくなってしまいます。

オススメは、先に言葉だけでメッセージ(伝えたいこと)を書き出し、順番を並び替えて、ストーリーが読みやすくロジカルになっているか、まず骨子を固めること。その時点で人に読んでもらって、自分以外の人にも納得感がある流れになってるかを確認してもらえるとよりベターです。

その上で、メッセージ一文ずつをスライドのタイトルに当て込み、メッセージだけで構成された白紙の羅列を作ります。自分の会社では『空パッケージ』と読んでました。

最後に、空パッケージの一枚ごとに、そのメッセージを伝えるのにわかりやすい中身を考えていきます。中身はメッセージに応じて、この記事にあるようないろんなパターンのグラフを使い分けたり、イラストや事例の写真とかを使うとといい感じに仕上がります。

テクニカルには当然いろんなパターンの図を使い分けられるとかっこいいですし、いろんな引き出しを持ってる方が考えたり整理する幅が広がるのですが、そこばかりに走ってしまうと、数枚だけ素晴らしくわかりやすいページがあるのにトータルで見るとなんのこっちゃになってしまうので、注意した方がいいかもしれません。
図のパターンはここで紹介されている以上にたくさんあります。重要なのは「何を伝えたいか」があり、そのために「どれを選ぶか」そして「どこを省くか」でしょう。

ステップ1は、図のパターンを「どんなものがあり、それぞれ何が得意で何が苦手なのか」その特徴を知って、引き出しを増やすことです。

ステップ2は、伝えたいことにフォーカスするために何を省くかです。マトリクス図なんて何を軸にとるかがとても重要で、それがとても難しいですから。
図は細分化すればたくさんありますが、殆どの事象は、二軸に何を取るか(3軸以上は理解されづらい)、流れるか流れないか、ハイライトは何か(メッセージは何か)がはっきりしていればサッと整理できる、というのを新人コンサル時代に習い、今でもめちゃくちゃ重宝してます。
図もフレームワークも80:20の法則で、いつも使える2割が分かってれば大丈夫!
記事内にあるように「説明する相手や用途によって、シンプルさを調整する」ことが大事だな、と思っています。
自分の思考の整理用なのか、プロジェクトメンバー間での認識合わせなのか、役員へのプレゼンなのか、で全く異なります。

この記事で例示されているものだと、例えば「象限図(1:N型)」(凡例はもっと小さく分かりやすくする必要がありますが)は役員向けでしょうし、「業務プロセス図」なんかはプロジェクトメンバー間での確認みたいなイメージです。

ビジュアライズはコミュニケーション手段だと思っているので、受け取る相手のニーズに合わせてうまく使い分けられると良いですよね。
「画面を共有しながら口頭で説明出来る時は、視覚からの情報量が多いと受け取る側が大変なので極力シンプルに」「資料送付のみで説明しないといけない時は、文字で補足」という感じに。
(記事内に例示されている図解は全般文字が多いなーという印象ですが、ドキュメントのみのコミュニケーション用であれば仕方ないですかね)

繰り返しになりますが、大事な事は、このビジュアルを使って伝えるべきは何か、というのことです。
伝えるべきがメッセージなのか、単なるファクトの提示なのか、で全く異なるので、そこは意識して使いこなしていけるといいのでは、と思いました。
例えば、この記事内の「円・ドーナツグラフ」、現状では単なるファクトの提示ですが、「社会保障費は全体の歳出の実に35%を占めており、このバランスをどうしていくのかが最重要課題」みたいな事が言いたいのであれば、そこだけハイライトし、あとは細々書く必要はない、という感じです。
図解も文章と同じで細部の表現で見やすさすごい変わります。僕がいいなと思ったのは、
面積図の各県アイコンがちゃんと代表的な建造物ってことで統一されているところとか、折線&棒グラフの棒グラフがちゃんと起点の年との差がわかりやすくなっているところとか。
(ただ、僕はできるだけシンプルにしたいのでそこまで象徴的じゃない建造物のアイコンは使わないかな。。。)
これは好みの問題もありますけど僕は塗りつぶすよりも線で表現するほうが好きです。特に最後のレーダーチャートとか。あまり色がごちゃごちゃ入っているとモノクロコピーしたときに機能しなくなったりするので。

それとこれは豆知識だけど重要ですね。

「あり/なし」を示す列を作る場合、「〇/×」は避けましょう。欧米圏では「なし/あり」の意味になり、アジア圏と逆の意味になります。

なので、プレステの◯と×のボタンは日本と欧米で機能が逆になってたりします。このページに詳しいです。

https://www.sociomedia.co.jp/7304
https://aco-tokyo.com/journal/global-symbols/
特集「整理の魔力」3日目は、思考を整理する「図解30選」。頭のモヤモヤをスッキリさせる。相手に分かりやすく伝え、早く理解してもらう。そのために有効なツールが「図解」だ。

「オンラインでのコミュニケーションが増えた今、図解の重要性が高まっている」と、外資系コンサルの吉澤準特さんは語る。

ビジネスパーソンが思考ツールとして使いこなすべき「図解」を解説してもらった。
こういうグラフや図解は、見てなるほどと思っても、いざ自分で手を動かしてみるとあれ?となるのが世の常。なんでもよいので、世の中の情報や自分の業務にひもづけてビジュアル化しまくってみることをおすすめします(マッキンゼーにいた頃は、ホワイトボードに先輩が描いた図と自分の書いた描いた図を印刷しまくって冊子にして振り返っていました)

あと、ここにはリストされていない図解として、難解に見えるけど、ウォーターフォールチャート(何かの構成要素の変化を表現するのに適する)やロジックツリー(KPIなどの分解を横に広げていく)はけっこう使えますね。
30の図解の網羅性が実用的な記事。以前講演で、ファネルやマトリクス、フローチャートなどの図解用のカードを持参し、メモではなく図で内容を整理している人をお見かけしたことがあります。一度自分で物事を解釈し、再定義するというステップが、完全に理解するということに繋がるのかもしれません。
いっぱいあるなぁ・・・

表現手法を知っておくことはもちろん重要。でも使いこなすためには、伝わりやすく表現するにはどうすればいいか、ああでもないこうでもないと描いては消しての試行錯誤を繰り返す、その努力の積み重ねが一番大事だと個人的には思います。こういった記事も、試行錯誤の積み重ねをしてから見るか、「へーこういうのがあるんだ」程度の気持ちで見るのかでは、受け取るものが全く違うと思います。

さらに言うと、図やグラフはフォーマットの種類を知っておくこと以上に、考え方の基本原則を知っておく方が、応用が効く気もします。例えば以前あったグラフ特集は、基本原則が大変よくまとまっていると思いました。
https://newspicks.com/news/5281306/
フレームワークや表現方法を学ぶのと同じくらい、実際に手を動かしてみて、図を書く、そしてフィードバックを受けるのが重要だと思います。

アクセンチュア時代にも「紙書きブートキャンプ」という研修があり、ブートキャンプという名の通り、OKが出るまで原則帰れないというものでした。
※今は研修スタイル含め変わっていると思いますが。。

また楢崎さんもコメントされているように、アクセンチュアでもまずはスライドを作る前に、箇条書きで骨子を固めることを叩き込まれました
この連載について
ビジネス環境が激動し、私たちの働き方や生き方も変革を迫られている。未来に向かうためには、まず過去と現在を整理しなければならない。家の中の整理に始まり、デジタルデータの整理、思考の整理、今後淘汰される/台頭する仕事やスキルまで、あらゆるものを一挙に整理する。