「鬼滅の刃」公開３日間で興収46億円鬼スタート - 芸能
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アニメといっても新海作品のファンと鬼滅のファンは層が違いそうですよね。それが興行収入にどう影響を与えるか？
君の名は。のリピーターは回数が凄かったはず。
以下の調査によるとリピート率は16.8%。SNSで感想をシェアしてその感想を見た人が「え？そんなところあった？」と答え合わせをするようなリピートの仕方もありました。
鬼滅の場合もここからの伸びはリピーターです。どこまで伸ばせるか？
https://research.nttcoms.com/database/data/002071/短期間での興行収入が伸びている要因として、人気アニメで映画を待ち望んだファンが多いのはもちろんのこと、
①SNS上で「チケットが即完売して手に入らない。」という投稿で盛り上がり、余計に見たくなった人が多くなった。（なかなか予約が取れないお店だと、余計にお客さんが殺到する現象に似ている）
②まだ、コロナの影響で遠出を避けて、比較的近場で楽しめるものに人が集まっている。
という効果も足し合わされたのではないかと思いました。
あと、歴代のアニメ興行収入も合わせて見ると、今後、興行収入を伸ばすためには、リピート数が増やせるかがポイントかもしれませんね。興行収入が250億円を超える「君の名は」では、何度もリピートしている人を結構見かけました。
■1日あたりアニメ興行収入（億円）
鬼滅の刃：15.3
アナと雪の女王2：6.5
天気の子：5.5
君の名は。：3.9
■累計興行収入（億円）
鬼滅の刃：？
アナと雪の女王2：133.5
天気の子：141.9
君の名は。：250.3
↓↓↓グラフはコチラ
https://docs.google.com/presentation/d/1-cxL9iGn35WHHjFm6bzYoy-RH0ySPcqNbitRF3vw7cQ/edit#slide=id.ga378a26bd1_0_2このことは、少年漫画やそれに準ずるコンテンツにとって、何を意味しているのでしょうね。
鬼滅は、連載開始からずっと見てきました。
面白いですし、とても独特な作風ですが、正直ここまで観客を動員出来るだけの求心力があるようなコンテンツには思えませんでした。
作者が女性であること、女性にウケていること、連載が短かったことは特徴的です。
少し前までのジャンプにありがちだった無闇な連載長期化とパワーインフレに対するアンチテーゼのようにも思えます。
それは、鬼滅を含めた約束のネバーランドやハイキューについても言えることですし、パワーインフレの回避という点では、最近のハンターハンターも同様です(王位継承戦は、能力者と非能力者との駆け引きがメインであり、強ければどうにかなる設定にはなっていない)。
今は呪術廻戦がきてます。
話の進め方的に、短期集中型な気がします。
また、パワーインフレを起こしにくい配役も特徴的です(連載初期に作中最強キャラと、そのキャラが使う必殺技が登場します。そして、話の主軸はその最強キャラを倒すことではなく、封印することにあり、あくまでも作中最強であることがブレません)
更に続いて、アンデッドアンラック、マッシュルも面白くなってきていますし、ジャンププラスで連載されている作品群も面白いです。
今後のジャンプコンテンツの風潮の変化から、目が離せません。
