Teslaが電池単価6割減の衝撃、現行比20倍の規模で内製へ
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注目のコメント
昨日の時点で公開されていなかった日経エレクトロニクスの記事ですが、内製する要素技術についてBatterydayでの発表を補完する形で詳細に説明してます。
テスラは、コスト削減をセルの内製だけでなく(内製したからコストダウン出来るかは限界が有)、原材料の直接調達や完全垂直統合型のものづくり、EVのアーキテクチャなどから目指しています。6割下げられる見込みを示したのであり、実際には内製もコストダウンもこれからです。
Batteryday前に期待されていたMillion Mile Batteryという単結晶材料を用いたセルは発表されず、この記事でも触れられてません。また内製までのマルチサプライヤー候補の日中韓のバッテリーメーカーのリコール問題も分析はされてません。
こちらに内製しなければならない理由やマルチサプライヤーのリスク等をコメントしておきました。
https://newspicks.com/news/5302511Battery Dayの深堀。
下記などで電池・エネルギー系な皆様のコメントも含めて、技術的にはかなり注目したいしど真ん中な取り組みが多かったと感じているし、本記事でもそれを感じる。
一つ、航続距離とkWhあたりコストの下落について。両方とも「セルの大型化」が入っている。セルのエネルギー密度向上を20%としたときに、航続距離を54%伸ばすためには、電池搭載量は約3割の増加が必要。電池コストが56%低下しても、搭載量増加でネットでは単純計算で43%低下となる(それでも航続距離伸びながらコスト下落しているのだから、素晴らしいのは間違いないが。あと重くなると電費は悪くなる)。
コストも航続距離も大型化というか量産がかなり効いている前提だと思うので、ここのトレードオフをどうするか。個人的には、日常使いを考えると航続距離よりコスト低下に振った方がいいのではないかと思うが…ただ、バッテリー自体を構造に織り込んで剛性などにも使うという観点では、いずれにしても電池量が必要?
電極のロール・ツー・ロールや、Tesla Siliconは注目(『AmpriusのSiナノワイヤーのようなCVDではなく、Si微粒子をLi伝導性ポリマーで被覆する技術』(本文から抜粋編集引用))。
Battery Day関連のPickは下記。
https://newspicks.com/news/5247206
https://newspicks.com/news/5252325
https://newspicks.com/news/5270777
https://newspicks.com/news/5274599
https://newspicks.com/news/5293981