ブラジルの都市で「集団免疫」成立か
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ブラジルの一地域での抗体陽性率および新規感染者数の推移の相関を示した論文について報じています。
ピーク時で抗体陽性率は最大66%まで達し、その直後から新規感染者数が急減していることから、集団免疫が機能した可能性を報告しています。
また一方で、その2ヶ月後には急速に抗体陽性率が低下しており、新規感染者数が再び増加に転じていることも報告しています。このことから、とりわけ軽症例での抗体の持続期間は2-3ヶ月程度に止まるのではないかという見積もりも報告しています。
地域によって人口の年齢構成、生活環境なども大きく異なるため、この一特定地域での報告を世界で当てはめることは難しいですが、興味深い報告です。
なお、論文は未査読ですので、その点にも注意が必要です。
参考文献: https://www.medrxiv.org/content/10.1101/2020.09.16.20194787v1.full.pdf+htmlFTに興味深い記事が載っていました。
死亡率が高い国の方が経済へのマイナスのインパクトも大きいことを示したデータです。
ブラジルもその国の一つです。
https://newspicks.com/news/5316547/参考になりそうなポルトガル語記事。
https://jornal.usp.br/ciencias/covid-19-pode-ter-infectado-66-dos-habitantes-de-manaus-estima-pesquisa/
<訂正>
マナウスの人口は約220万人で66%だと145万人感染していてると推定とのこと。
ブラジル全土での感染者数が18日時点で523.5万人(うち465万人回復)なので、え、3.6人に1人の割合でマナウスでの感染?と思ったのですが、実際に感染とカウントされている人数は、マナウスのあるアマゾン州で約151,597人(15万人と少し)なので、統計データよりも実際は感染者数がかなり多いということなのか。。
色々データや情報は見ないとですね。
上記の記事にもあるように貧困層への感染の影響はサンパウロでの貧困層と比較して、5倍高いとのこと。
“Lembrar, antes de mais nada, que o morticínio ocorrido em Manaus atingiu os mais pobres e as populações indígenas em proporção cinco vez maior do que em São Paulo.”