半導体製造の国内回帰を狙う米国、老兵Intelは見限られたか
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現在ファンドリー比率は下記※記事によると約2割。ただTSMCの最先端キャパも限られているし、Intelは半導体メーカーとして売上は世界最大。キャパとして簡単にシフトできないと思う。
米国の半導体へのスタンスを考えると、TSMCとIntelのJVとかにするとかはありうる?技術論だけでなく政治も関わる世界。
※以下下記英語記事でのコメントほぼ転載
https://newspicks.com/news/5312560
Intelは10nmシフトが実質5年遅れた。当初2016年、2018年にCannon Lake出たが、使い物になったのは10世代のIce Lake、そして今度10nmの第二世代のTiger Lakeとなる(①)。2016年はSamsung・TSMCが10nmにシフトした(②の2ページの図が分かりやすい)、そこから3年遅れた。
遅れは複合要因ではあろうが、報道で指摘されているのが配線を銅からコバルトに変えたこと(③)。なお、20年ほど前にアルミ→銅に変わった時もコンタミ問題があり、その時の勝者はIntel、敗者はTSMC(そしてTransmetaのCrusoeも終わった、昔搭載PC持っていた…④)。なお、コバルトはTSMCでも使われている(⑤)。英語記事にIntelがすでに2割ファンドリーに委託しているとあり、7月にはファンドリー利用拡大の可能性が発表された(⑥)が、TSMCでプロセス確立していることも背景か。なお⑤の図は面白く、微細化が進んでも、ピッチはIntelの10nmとTSMCの7nmでほとんど変わらない。そして10nmのTiger Lakeが7nmのRyzen 7を上回る(お互いに「自称」するものだが)のも併せて興味深い(⑦)。
①https://newspicks.com/news/4750818
②https://newspicks.com/news/5032480
③https://newspicks.com/news/3682950
④https://ascii.jp/elem/000/000/869/869431/3/
⑤https://newspicks.com/news/4576575
⑥https://newspicks.com/news/5093141
⑦https://newspicks.com/news/5197365